トラフイー南　通の「鉄」分NEWS

「鉄」ブロガーのみなさんお久しぶりです。恒例の鉄道友の会会員が選ぶ「ブルーリボン賞」もう投票はお済ですか?　私は残念ながら「該当車両なし」に投票しました。と、いうのは去年は「これだ!」という目を引くような新型車両がノミネートされていなかったからです。
　話題を呼んだ車両がなかったわけではありません。JR東日本の2代目N'EXとして登場したE259系。現在の253系に比べれば特急車両らしさはあります。しかし、前面にあるN'exのロゴ以外はJR北海道の「スーパーかむい」の車両に似ていませんか? それとJR九州の「海幸山幸」に使用されているキハ125形400番代。ダブルルーフの天井と木材をふんだんに使ってリゾート列車として楽しめる車両ですが、この車両、元をただせば廃線になった高千穂鉄道のTR400形をJRが購入して改造した車両です。辛口な言い方ですがこの車両や富士急行の1000系「富士登山電車」や南海電鉄の2230系「天空」は「新車」ではなく「改造車」です。また、近鉄22600系もノミネートされていますが実質的には22000系の「増備車」です。これらの車両を新車としてブルーリボン賞にノミネートするのはいかがなものでしょう。
　これらの車両をはずした中でまあ投票してもいいかな、と思えるのは都交の荒川線用8800形でしょうか。あと大阪市交30000系もいいかもしれませんがこれらの車両はブルーリボン賞というより「ローレル賞」の対象ではないかと思うのは私だけでしょうか?
　わたしとしては「新車不作」の去年はブルーリボン賞該当なしというのが妥当でしょう。来年は選ぶのに困るような新車登場を期待したいところです。