2007/04/02(月)13:24
PS2「タイトーメモリーズ」シリーズ・その20「フィールドゴール」
タイトーメモリーズ2の下巻、実は土曜日に買ってプレイはしていたものの、
その晩に熱を出して寝込んでしまい、翌日もほぼ丸1日寝ていたので、
今日になってやっとレビューが書けるようになりました(汗)。
タイトーメモリーズシリーズ個別レビュー、第20弾は
メモリーズ2・下巻の「フィールドゴール」。
今回取り上げる「フィールドゴール」、
個人的には、ちょいとした思い入れがあるゲームなのである。
実機を初めてプレイしたのは、1991年頃、札幌のとあるゲーセンにて。
今から16年ほど前だが、それでもオリジナル登場(1979年)から
12年も経ってからの初プレイ。
その時はもう既に大人になっていたので、その時のことについての
記憶もあやふやではなく、ハッキリと覚えている。
この時、最初は、未知なるオールドゲームに出会えた喜びを持ちつつ
プレイしていたものの、だんだんこんな思いが出てきたのである。
「しかし、この実機もいずれはなくなってしまうであろうし、
インベーダーなどと比べてもマイナーだから、家庭用に移植される
可能性もかなり低いだろうし、もしかすると、
このゲームにお目にかかれるのは、今日が最初で最後かも知れない・・・。」
なので、メモリーズ2の下巻のラインナップにこのゲームの名前を
見たときは、正に「よくぞ、収録してくれた!」という感じで、
初プレイの時に2度とお目にかかれないと思っていただけに、
その喜び・驚きは本当に「ひとしお」であった。
さて、それでは、「フィールドゴール」のゲーム内容に触れてみることにする。
「フィールドゴール」は、画面下にあるパドルを左右に動かしてボールを受け、
ゴールをディフェンスするアメフトのヘルメットを、
ブロックくずしのブロックと同様にボールを当てて消して行くゲーム。
ヘルメットは、外周より赤・黄・青の3列でゴールを囲むように
半円状に並んでいて、半円の軌道上をゆっくりと移動している。
得点は、赤が20点、黄が30点、青が40点。
1列全て消すごとに、ヘルメット1つあたりの得点は2倍、3倍・・・と増えていくが、
パドルも徐々に小さくなるので、難易度は上がる。
なお、設定変更で、最初の持ち球を3個から5個に増やした場合、
ヘルメットの得点は、赤・黄・青がそれぞれ10点・20点・30点からのスタートとなるので、
持ち球3個の時よりもスコアの上がり方はかなり緩やかになってしまう。
ヘルメットは1列全て消した瞬間にその列のみ全て補充されるので、
「ヘルメットを全て消したらクリア」、というような「ラウンドクリア」という概念は、
このゲームにはない。
ゲーム中、時々画面内を走り回る選手が現れるが、この選手にボールを当てると、
その背番号の100倍の点数が、画面上部中央にあるゴールにストックされる
(背番号は1・2・3の3種類)。
ただし、頭部にボールを当ててしまった場合、点数も入らず、その場に倒れて
画面上から消えてしまう。
また、ゴールに直接ボールを当てた場合は、300点がゴールにストックされる。
このようにゴールにストックされた点数が1000点以上になった場合、
ゴールの表示が、「エクストラ」という文字と、現在ストックされている点数が
一定時間ごとに交互に表示されるようになる。
もし見事「エクストラ」と表示されている間にゴールにボールを当てた場合、
「エクストラボール」の権利を獲得できる。
エクストラボールの権利獲得後は、「エクストラ」の表示は出てこなくなる。
また、「エクストラ」の表示が現れ始めると、パドルでボールを受けた際に、
一定時間パドルにボールがくっついた状態になるため、よりゴールを狙いやすくなる。
ただし、アルカノイドの「キャッチ」と違って、くっついたボールを放す
タイミングは「自動」なので、好きなタイミングで放すことはできない。
さらに、時間が経過するごとに、くっついている時間はどんどん
短くなっていってしまい、最後には全くくっつかなくなってしまう。
ボールを受け損なった場合「ミス」となり、ゴールにストックされていた点数は
スコアに加えられ「0」となる。ただし、エクストラボールの権利を獲得していた場合、
持ち球を減らされずにそのまま続けて次のボールが出され、「エクストラプレイ」となる。
持ち球が全てなくなったら、ゲームオーバーとなる。
プレイして感じたのが、「エクストラ」のシステムがユニークであるということ。
単純に持ち球が1つ増えるというワケではなく、「持ち球1つにつき、もう1回プレイできる」
ということなので、エクストラの権利を得ずにミスしてしまった場合、
そのボールのエクストラプレイも失うことになってしまうということ。
持ち球3個の場合、その全てでエクストラの権利を獲得できれば、最高ボール6個分の
プレイができるということになるので、ハイスコアを目指すには、
1つでも多くエクストラを獲得することが「必要不可欠」となる。
「ブロックくずし」のアレンジもの、ということで、早い話が
とにかくひたすらボールを落とさないようにしていれば良いワケだが、
上記のような色々な仕掛けについて知っておくとより楽しめるようになるのは
間違いないので、慣れてきたら積極的に「全ボールでエクストラを狙ってみる」など、
色々とチャレンジしてみるのも面白いのではないだろうか。
「タイトーメモリーズ2・下巻」
[メーカー]タイトー
[機種]プレイステーション2
[発売日]2007年3月29日
※今回、レビュー20本目ということで、「一区切りつけよう」と思い、
過去19本のレビューについても以下にまとめてみました。
気が向いた時にでも、もう一度読んでいただけたら幸いです。
1 バルーンボンバー
2 スペースインベーダー・パート2
3 キャメルトライ
4 ルナーク
5 フロントライン
6 クレイジーバルーン
7 ルナレスキュー
8 クレオパトラフォーチュン
9 プチカラット
10 ライトブリンガー
11 プリルラ
12 嗚呼栄光の甲子園
13 ダライアス外伝
14 アルペンスキー
15 タイムトンネル
16 エレベーターアクションリターンズ
17 スペースインベーダーDX
18 グリッドシーカー
19 グランドチャンピオン
人気blogランキング、よろしければクリックを!