めが子の庭

近くにわりと有名なお寺さんがありまして、そこは天気の良い日のお散歩コースなんですが、

そこでまた自分の仕事について考えさせられることがありました

私の大事なウータン王子とコーちゃん姫は白い顔にピンクのほっぺ、少しでも鼻水が出ると、

ガーゼのハンカチで拭くのでお顔は綺麗、手が汚れるとすぐ拭いてと手を出すので、手も綺麗

その日も二人乗りバギーで、どーだうちの子可愛いだろーと機嫌良くお散歩、通行人に可愛い～

なんぞと声をかけられると、ウータンお手振り、愛嬌振りまきつつお寺さんについて、

玉砂利がひかれた広い境内でプリンのカップなど出して綺麗な石だの、枯れ葉だのをカップに入れて遊んでいると、

そこに２０人ほどの、２歳から５歳ぐらいまでと思える集団がドドドドーーーとやって来ました。

水遊びも泥遊びもどんどんやらせる保育園の子ども達で、いっせいに靴を脱ぎ捨てると

玉砂利の上をはだしでドド－－と駆け足保母さんも一緒にはだしで駆け足

１２月だっつうのに半そで半ズボンの子も多数居て、親も汚して良い服を着せているのか

どの子も４・５年着古した感じの色あせたＴシャツ、着替えも自分達でさせるらしく後前でもお構いなし。

脱ぎ捨てられた靴も今時の子が履いている物とは思えないほどボロボロ

冬なのに日焼けして小麦色、どの子も鼻水たらしていて、それを手だの服だのでぬぐった後が付いて、体中ほこりまみれ、手足は真っ黒

あれっ・・・・戦後にタイムスリップした？？？

一瞬錯覚するほどあたりは貧乏臭～い雰囲気になる

急に現れた集団に、同級生を怖がる愛子様のように怯える、ウータンとコーちゃん

４歳ぐらいの女の子が１人近付いて来て、一緒にプリンカップで遊んでくれたのだけれど、

すぐそばで走る回る子供達が怖くて仕方ないウータンとコーちゃんは私にしがみ付いて離れない

・・・もしかして私、過保護にし過ぎ？

うちの子達は同学年の子になれてないっつーのもあるだろうが・・・・・

戦後保育園の園児達はどの子もはつらつとしていて元気いっぱい、はち切れそうな笑顔

ぼんやりしてる子は１人も居ない。

もしかして・・・・・もしかしちゃうと・・・・・・

うちよりも戦後保育園の方が保育環境が良いと言えるかもしれない・・・・・貧乏臭いけど

普通の保育園のお散歩も良く見かけますけど、保母さんが手をつないでとか、離れるなとか

のべつ幕無しに注意していて、その後を園児達が静かに付いて行くだけだし、

あげく、なにもしてない園児達に仁王像の前で 「 悪い子は仁王様に怒られるよー。」

なんつーことを言ってる保母さんも居たりして、飛び蹴りしてやりたくなるんだけども

戦後保育園は仏様も仁王様も知ったこっちゃないって感じ、すごくのびのびしてる。

きっと保育理念がしっかりした園長さんが、保育計画とか教育方針みたいなものをちゃんと

保護者に伝えているから、保護者も少しぐらいのかすり傷は已む無しと考えてくれているのかも

我が身を振り返り見れば、保育計画なんてたてた事無いし、理念なんてあるんだか無いんだか

ただ怪我しないように、機嫌良くしていられるように、婆が孫に対するみたいに欲しい物をあげてるだけかも・・・・

可愛いベビーちゃん達にはどんな環境が望ましいのか、走り回る子供達を見ながら考えていると

遊んでくれてた女の子がコーちゃんのほっぺをつんつん、可愛いからつんつんしてくれたのです

でも・・・・・・その指・・・・・さっき地面に絵書いてたよね・・・・・

鳩の糞が落ちてたかもしれないし、散歩中の犬がおしっこしたかもしれない地面だよね・・・

ばいばいしてから消毒効果抜群のお尻拭きでほっぺをふきふき・・・・・

なんか・・・私って・・・・やな奴だな・・・・・