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テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:イラン代表
いよいよW杯開幕を今夜に控える中、ブランコ・イヴァンコヴィッチは大会後の辞任を示唆した。やはりメディアや一部国民による彼の采配、選手起用、戦術に対しての過度なプレッシャーに耐え切れないのであろう。ただ、個人的にはむしろ彼がドイツ大会後も留任することの方が恐ろしいことであり、歓迎すべき選択だ。本大会においては彼を全力でサポートすべきだが、後任にはベテラン選手を固定する彼のような監督ではなく、選手を育て、チーム力の強化につなげることの出来る才能を有した人材が求められる。ここ4年、ブランコの采配を見続けてきたが、若手をチームの中で育成し、適所で起用する能力と、大胆さの顕著な欠如は明らかである。そして柔軟性に欠け、固定観念にとらわれ、様々なシステムが抱える問題を処理する能力も備わっていない。ドイツ大会後のアジア大会においてレネ・シモンエスが結果を残せれば、U-23監督からの昇格が有力だろう。 また同じ会見の中でブランコはザンディとザレの怪我が思わしくないことを伝えた。クロアチア戦において最低の内容に終始し、ボスニア戦を欠場したザンディは、果たしてドイツで戦力になるのか甚だ疑問だ。特に中盤を更生するマダンチやテイモリアンが好調を維持しているため、再起をかける彼にとっては厳しい状況にある。それでも怪我が癒えればブランコのファーストチョイスであることに変わりは無いが。また練習中に膝を負傷しアダムス兄弟に担がれてピッチを後にしたザレはMRI検査を受ける予定。彼は貴重な左サイドのバックアッパーで、手薄な守備陣には欠かせない選手だが、もし彼らの怪我が深刻であれば待機リストからモバリ、シャクーリ、マニイーらの招集を初戦の24時間前に申告する必要がある。とにかく、メキシコ戦まで怪我人が出る事無く、また負傷者が快方に向かうことが望まれる。ちなみに心配されたキャリミとマハダヴィキアの怪我の状態はまったく問題が無いようだ。 ところで、最近絶好調のテイモリアンの足元に注目してもらいたい。彼はクロアチア遠征頃からプーマ製の緑シューズを愛用しているが、どうもその模様が気になっていたら どうやら芝生模様が描かれた言わばカモフラージュモデル(v1.06 i FG)らしい。PUMA公式サイトによればフェイントなどで敵の目をかく乱できるとあるが、果たしてその効果はいかほどのものか。試合を観ている限りではそれほど効果は無さそうだが・・・ちなみにザンディとエナヤティ、ハシェミアン、ミルザプール?他も同じスパイクを使用する模様。98年のときもPUMA製のユニフォームで挑み、アジジの黄色やパシャザデの白地に緑、ミナヴァンドやバゲリの赤など派手なスパイクがファンの目を引いたが、今大会も彼らのユニークな足元に注目するのもひとつの楽しみになりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.09 20:45:52
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