|
カテゴリ:将棋関連本
「大山康晴の晩節」(河口俊彦:著、新潮文庫)を読み終えました。
25年ほど前(中学生から高校生の頃)に将棋にはまっていたのですが、その当時、大山康晴さんはタイトル戦に何度も挑戦し、タイトルを奪取するなど活躍していたので、注目していた棋士でした。過去の戦績でも圧倒的な強さを誇っており、文字通り大名人として、貫禄十分でした。 この本では、大山康晴第15世名人の将棋の強さの秘密、そしてその魅力や人生について、さまざまなエピソードを交えて、描き出してくれます。 「勝負」を生業とすることは、サラリーマンからは想像もつかない厳しさがあると思うのですが、勝ち続けることへのこだわりや苦悩といったものは、何かしら「人間」(の原点)について考えさせられてしまいます。 将棋という一つの分野で、飛び抜けた才能を発揮した大山康晴第15世名人。その人生は、「大山康晴」という一人の人間の大きさを示しているともいえるでしょう。 なお、歴代の名人戦七番勝負についてはここを参照してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月14日 09時04分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[将棋関連本] カテゴリの最新記事
|