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カテゴリ:将棋関連本
「竜王」のタイトル保持者が将棋の魅力を紹介した良書。
この本では、ゲームとしての将棋そのものだけでなく、将棋の棋士の世界や、コンピュータ将棋の動向など、将棋の魅力を幅広く紹介しようという意気込みにあふれています。 特に、第三章と第四章では、「スポーツを観戦する」ような感覚で読めるようにゲームの流れと見所を紹介していますが、非常にユニークで、面白い内容になっています。「将棋に詳しくなくても興味を持って読めるように」という著者の思いが伝わってきます。 最新のタイトル戦などの動向が反映していてタイムリーな内容になっていますが、反面、内容の陳腐化が早く、書籍としての寿命が短いのではないかと余計な心配をしてしまいます。 本文の最後は、本年(第20期)の竜王戦に対する意気込みで締めくくられていますが、22日には、著者が対戦成績を3勝1敗として、竜王戦4連覇に王手をかけたというニュースが流れたばかりです。 第一章 頭脳だけでは勝てない 第二章 プロとは何か 第三章 将棋というゲーム 第四章 激闘! *********************************************************** 「頭脳勝負-将棋の世界」 (ちくま新書) 著者 渡辺明 発行所 株式会社筑摩書房 定価 本体700円+税 *********************************************************** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月27日 23時48分51秒
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