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カテゴリ:将棋関連本
コンピュータ将棋が女流王将に勝つまでの道のりを分かりやすくまとめた書。
1997年、IBMのコンピュータ「ディープブルー」がチェスのトッププレイヤーに勝利したニュースはインパクトがありました。しかしその時、「将棋は持ち駒を使うことができ、チェスよりも指し手がはるかに多い」ので、コンピュータが人間のトップに勝つことは容易ではない、と思っていました。 しかし、2010年10月、コンピュータは遂に女流王将と対戦し、歴史的な勝利を収めました。 この本は、コンピュータ将棋がどのような道のりを経て今にような実力を持つことができるようになったのか、そしてどのような仕組みで人間に匹敵する「読み」を実現しているのか、といったやや専門的な事柄を実に分かりやすく説明してくれます。 そして、コンピュータ「あから2010」と女流王将との息をのむような戦いの展開を見事に描いています。 1局の結果だけでコンピュータ将棋が女流棋士(女流王将)の力を超えたとは言えませんが、日々強くなっていくコンピュータ将棋が、やがて名人や竜王を負かす場面を私たちは目にすることになるかもしれません。 *********************************************************** 「コンピュータVSプロ棋士」(PHP新書) 著者 岡嶋裕史 発行所 株式会社PHP研究所 定価 720円+税 *********************************************************** 【送料無料】コンピュータvsプロ棋士 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月06日 23時15分55秒
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