2023/01/25(水)05:30
落語「し」の36:地震と雷(じしんとかみなり)
【粗筋】
地震と雷がお茶屋で散財。一階の地震と、二階の雷が、それぞれ相手がやかましいので相手の部屋をのぞき込んだりしていたが、偶然顔を会わせてしまった。
「そこにいやるは、落ちゃるじゃないか」
「揺らしゃんか」
【成立】
「落ちゃるか」とも。
【一言】
申すまでもないと思うが七段目の名台詞「そこにいやるは、お軽じゃないか」「由良さんか」のパロディである。(小佐田貞夫:申すまでもないと思うが七段目は『仮名手本忠臣蔵』の七段目である)
【蘊蓄】
「地震雷火事親父」が怖いものに上げられたのは昭和30年代。