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カテゴリ:ひとりごと
僕は、ブログで政治の話はしない方針なのだが、ひとつだけ不思議でしょうがなく、どうして?と他人に聞きたい疑問がある。
何故、長期にわたって小泉首相の支持率が高いレベルを維持しているか?である。 国会での答弁やマスコミのインタビューを見ても、何一つ意味のある発言をしていないように思う。 例えば郵政民営化についても、郵政民営化を必ず実現するという意気込みは感じられても、では、何故、郵政民営化が必要なのか?、何故、これを最優先でやる必要があるのか?について説明している姿を見たことがない。 僕は財政投融資が回収不能の公共事業に使われていることに随分前から問題意識を持っていたので、決して反対派ではないのだが、リーダーとしての小泉首相の姿勢についてはずっと疑問があった。 ここまで説明がないと、ひょっとして、この人何も理解せず、勢いと意地だけでやっているのでは?という疑問も沸いてくる。 それなのに、支持率は僕が思うより高い。 不思議なのである。 そんな中、先日、みのもんたの報道番組「朝スパ」で、政府が、あるコンサルティング会社に委託した「郵政民営化の世論形成戦略」の内容を民主党の議員が暴露していてた。 これについては、その後、衆議院郵政民営化に関する特別委員会で21日、五十嵐文彦衆院議員が質問に立ち、郵政民営化をPRする約1億5000万円の政府広報を竹中郵政民営化担当相秘書官の知人が経営する会社・スリード社に随意契約で発注していた問題を中心に取り上げた。 その内容は、ひどいものだった。 http://www.tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf 国民を IQが高い、低い、 構造改革支持する、しない により 4つのタイプに分け、そのうち、IQが低く、かつ、構造改革賛成派を、小泉内閣の支持基盤としている この層は、どんな人達かというと、報告書では、専業主婦・子供・シルバー層だとしている。 この層は、具体的なことはわからないが小泉首相のキャラクターを支持する層で、こういった層にもっと郵政民営化をわかりやすくアピールしないと駄目だという提案内容になっている。 僕は、ちょっと、これには呆れてしまった。 専業主婦・子供・シルバー層を一律IQが低い層とするデタラメな分析を行うコンサルティング会社もひどいが、そんな会社に発注する政府も政府だ。 小泉首相は、こういう理解で、ああいう無意味な発言を繰り返しているのであれば、こんな国民を馬鹿にした話はない。 そもそも政治は国民のためにあるものを、郵政民営化の合意形成を目的に、国民を操るような戦略を立てるとは、本末転倒ではないか? ミッションがあるから戦略が必要なわけだが、小泉首相のミッションとは何なのか? 僕は、前から小泉首相の根本思想は全体主義のように思っていたのであるが、こういう問題を知ると、やはりと思ってしまう。 日本が本当の民主主義国家になるのは、まだまだ先のことなのだろうか? 本当に残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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