麺聖のうどん・歌舞伎・文楽・城・国宝・博物館・グルメの旅(ブログ版)

30日にJR西から北陸新幹線の金沢〜敦賀間の開業が3月16日に決まったと発表があった。計画では東京重視で関西にはメリット少ないようです。

香川県からは利点あるんでしょうかね。在来線と新幹線の特急料金が必要になるから香川県から金沢へは行きづらくなる。今ならジャンボフェリーで神戸に出て、青春18きっぷで新快速に乗り敦賀、福井、辺りを見学して金沢に夕方着くことも可能だったのに。並行在来線は第3セクターだからそれも出来なくなる。速くなることは良いことだろうが、高い方1択は困る。昔は貧乏人は鈍行、金が少しあったら急行、かなりあったら特急と多様だった。速くなるから良いでしょ、いえいえ大阪〜福井間は3分短縮、大阪〜金沢間16分短縮、ビジネスマンなら利用できるけど…。

KSBではそれと合わせて、四国四県の4県知事の要望書を国土交通省政務官へ提出のニュースを。時系列的にはその前に岸田首相に出席を要請したら政務官が来た決起集会があったようだけど。

こんな調査もあるのね。「四国だけ新幹線が通ってない」子供かよ(笑)。それに日本の地域の分け方は色々あるけど、行政的には徳島県は広域連合で近畿だから新幹線通ってるんですよね～。わざわざ四国をひとかたまりにするのも情には訴えるけど元々そんなに経済的・文化的な結び付きがあるわけでないのでねぇ。47都道府県で新幹線が通ってない県は時速100キロ代だけど山形県と秋田県を通ってるとして、開業確定した福井県を除いて14県。

(平成26年四国の鉄道高速化検討準備会作成)

そうそうちょっと前から期成会が錦の御旗のように言ってる四国新幹線のB/Cは1.03だったそうですね、物価が上がり、想定以上に人口が減って利用者少なくなるから今は1に届きませんよね(この計算マニュアル自体に色々な見解があるようです)。そもそも1.1程度でも威張れる値じゃない。北海道新幹線は1.1だったが物価高で再計算後0.9になった。
新幹線が四国に必要な理由の一つに赤字のJR四国を新幹線の儲けで救うというのがある。でも儲からない新幹線により四国の鉄道が滅ぶのが早まることも考えられる。一番利用者及び周辺人口が多いであろう岡山〜松山間だけを作るなら、このスキームもひょっとして成り立つかも。愛媛県は県内在来線を並行在来線としてかかえることになるから破綻しそう。今再計算してB/Cが1以上あるかな？