黒人少年殺しの自警団員に無罪- 時事通信（2013年7月14日15時22分）

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ちょっとこれ、ショック。

一体どんな事件だったのか、ここで振り返ってみる。

事の発端は２０１２年２月２６日、フロリダ州サンフォード。

コンビニから帰る途中のマーティンさん（17）を自警団員のジマーマン（28）氏が射殺した。

ジマーマンさんの視点ではこういう状況↓↓↓

ジマーマンさんはサンフォードの自警居住区の自警団員。

自警団員は「全ての怪しい者や怪しい行動をサンフォード警察署に通報する」

という、通報のみがお仕事。

それは雨のしとしと降る夜間に起きた。

彼は通行中のマーティンさんがフードを目深にかぶって歩いている見て

『怪しい』と感じ、警察に緊急通報。

対応をしたオペレーターはジマーマン氏にマーティンさんの人種を尋ね、彼は黒人だと伝えた。

さらにジマーマン氏はオペレーターに「あいつら（黒人）はいつも逃げるんだ」という人種差別

発言もしていた。

オペレーターはマーティンさんを追わずに警察の到着を待つよう伝えようとしたが、

彼はマーティンさんをそのままつけ回し、

ジマーマン氏はその後すぐにマーティンさんを撃った。

マーティンさんの視点ではこのような状況↓↓↓

その夜マーティンさんは雨が降る中コンビニからの帰り足だった。

そしてふと、見知らぬ男性に後を付けられていることに気付く。

不安を感じたマーティンさんはパーカーのフードを目深にかぶり、彼女に電話を掛けた。

ジマーマン氏を見失ったと告げられた彼女は走って逃げるように言った。

しかしマーティンさんは早足で歩くと答え、その後電話を切った。

彼は丸腰。武器を持っていなかった。

そして事件は起きてしまった。

当時ジマーマン氏は小競り合いから正当防衛で撃ったと証言している。

証言によると、ジマーマン氏は顔面を殴打されて転倒したところで頭を何度も

地面にたたきつけられたので、命の危険を感じて射殺したということらしい。

結局その後一時的に拘束されたジマーマン氏は簡単な事情聴取をされた後、

正当防衛を認められて地元の警察署長が無罪放免にした。

……しかし。

ジマーマン氏の証言と医師の診断に食い違いがみられたのだ。

医師の診断では殴打されたような跡はなく、頭を何度も地面に叩きつけられた

と思われる怪我もしていないというのです。

それを証明するように、目撃者が撮影した動画で、被害者のはずのジマーマン氏の

顏にまったく怪我が見られなかったのです。

以上のことから、少年の射殺はこのジマーマン氏の人種差別思想に基づく殺人で、

警察もそれを容認していたという理由での抗議活動が盛んだったわけです。

現在までこの流れが主流であり、結局当時の警察署長は離職して責任をうやむやにして

しまいました。

さて、以上の事件の詳細を述べたうえで、このフロリダ州サンフォードという場所の

地域性から分析してみたい。

赤いのがサンフォードね。

wikiより抜粋

フロリダ州はアメリカでも南部と呼ばれる地域で、自由の国と呼ばれるアメリカでも

古い格差が根強く残っている地域。

南北戦争以前から農業を中心にしてきた地域だから、土地に対する執着とか階級意識

が強いってことらしい。

なんかそういう話聞くと映画「フライドグリーントマト」を思い出すなぁ。

この映画の舞台はフロリダ州のすぐ北隣にあるジョージア州。

ほんと、この映画では黒人差別がわかりやすく描かれてるし（エンタメブログに登録されてないぞっ）

夜に突然白いシーツみたいなの被った白人の秘密結社の奴らが、黒人の家に

いきなり押し掛けてきて、彼らを甚振ったり罵ったりして自己満足してるんだよね。

しかも、自分たちが正義の味方みたいな意識でいるから性質が悪い。

今回の事件も、地域性などを考えると起こっても変じゃない。

犯行動機が差別と排除にあると考えると、この事件もつじつまが合う気がする。

しかしだからといって許されることじゃない。

手ぶらの相手に絶対的な殺人の道具をもってして正当防衛なんて、

あってはならない。

結局なんらかの力が働いたのかジマーマン氏は「無罪」となったが、 

この事件がこれで終わらないことを祈ってます。

なんらかの正義の鉄槌が下されることを願ってやまない……。