太っ腹母ちゃんのボコボコ日記

　今回は小学生の長男のことです。

　本日、「ひ」は生活科の一環で「お仕事体験」なるものをしてきました。
　舞台は、学校の近くの小さな「市場」。個人経営の店舗が数軒入っています。
　学校から体験日時の通知が来たので覗きに行ってみました。

「ひ」がお世話になったのは、お肉屋さん。
　男の子三人がショーケースの向こう側でチョロチョロしています。お店の人は、ちょっと動きづらそう。
　私がショーケースに近づくと「ひ」がチョロっと出てきました。
「えへへ～、来たんだあ」
　お店のおばさんから
「いらっしゃい、は?」と言われ、えへら、と笑う「ひ」。
「あ～、お母さんね」お店の人も毎年の受け入れで慣れたもの。

　ウインナーが数種類あって、どれにしようか悩む。
「買わないの～」と、他の子も寄ってきた。
「お客さんは考えてるんだから、うるさくしないんだよ」と、またもおばさんから注意の声。
　しばらく悩んで、「明太子ウインナー」と「たいやき」と特売の「ガーリックウインナー」を購入。
　その間、「ひ」はプラプラしているだけで全く働いていない。
「ちゃんと働くんだよ」と言って、その場を離れた。

　お店の邪魔にならない場所で少し写真を撮りつつ様子を見る。
　他の二人は「いらっしゃいませ～」と元気に声を出し、そのうちの一人は簡単なレジ打ちまでさせてもらっている。
「お～い、がんばれ～「ひ」」との心の中の応援も空しく、ただプラプラしているだけの「ひ」。
　客商売、向いてないのかねえ。

　帰り際にもう一度覗くと、三人ともお口をモグモグ……。
　帰宅した「ひ」に聞くと、メンチカツの具を丸めるお手伝いをしたご褒美に、揚げたてを食べさせてもらった、とのこと。
　本当に、お世話になりました。上田精肉店のみなさま。

　ガーリックウインナー、美味しかったv　また買いに行こっと。