CINDERELLA編
<CINDERELLA編> トム・キーファー(vo/g)、エリック・ブリッティンガム(b)、ジェフ・ラバー(g)、フレッド・コウリー(dr)。84年結成。この編成は1st発表以降のメンバー。 NIGHT SONGS (1986) 85pBON JOVIの弟分としてデビューした“CINDERELLA”の1st。見かけは、典型的なL.Aメタル風情だが、彼等の出す音はブルージーで、どこか哀愁に帯びていた。それを感じさせるのが、トム・キーファーのパワフル且つ、ドしゃがれヴォーカルにあった事は間違いない。BON JOVIとのジョイントで来日した際、まだ愛い愛いしい彼等のステージを見たが、やはり、トムのヴォーカルは緊張感に包まれながらも、輝っていた。もちろん、あのギター・ベース回しのフロントアクションも魅せてくれたしね! L.Aメタルの華やかさをもつ#2 Shake Me,#5 Once Around The Ride,#7 Somebody Save me,ブルージーチューン#3 Nobody’s Fool,#6 Hell On Wheels,#10 Back Home Again,など、良い曲揃い。お薦めなアルバムです! LONG COLD WINTER (1988) 89p一気にブルージー路線へ変更した2nd。1stのアイドル的存在から見事に脱皮し、真のHRアーティストとして提示してきたアルバムだと思う。当時の評価は悪く、早くもファン離れが起きた所謂、問題作でもあるのだが、何が駄目なのか僕には分からなかった。トム・キーファーの魅力を充分堪能できるアルバムなのに・・・。まっ、ポップさが無くなったのが一番の原因でしょうね・・・。結局、離れていったファンは、所詮メタルブームに乗ったミーハーリスナーですよ、だから真のメタルファンは、きちんと評価できたアルバムなので、興味ある人は是非!お薦め曲は、どブルージーなオープニングナンバー、#1 Bad Seamstress Blues,キャッチーなポップナンバー#3 Gypsy Road,珠玉バラード#3 Don’t Know What You Got,どブルースが炸裂するタイトルトラック#6 Long Cold Winter,郷愁の温もりを感じる#8 Coming Home,いかにもCINDERELLA ROCKな、#10 Take Me Back,などなど、全曲粒揃いですな!!!!! HEARTBREAK STATION (1990) 92p傑作!!!全ての楽曲において聴き心地が、たまらなく良い!ブルースロックもアコースティックブルースも、非常に完成度が高いです。これで納得できなきゃCINDERELLAは、聴かない方が良い。未聴ファンは、とにかく聴いて確かめろっ!!!!!真のCINDERELLAはココにいる!!!!!お薦め曲は、オープニングに相応しいKEIFERロック#1 More Things Change,スライドアコが気持ちいい#3 Shelter Me,アコバラード#4 Heartbreak Station,70's マインド漂うアコナンバー#6 One For Rock And Roll,KEIFER節が炸裂する#8 Make Your Own Way,静かに幕を引くラストナンバー#11 Winds of Change,など、充実度満点!!!!! STILL CLIMBING (1994) 89p前作の流れを汲む4thだが、幾分、楽曲の魅力が落ちたかな・・・。って言っても充分満足に値するアルバムです。前作で、かなり満足しっちゃったんで・・・贅沢な感想ですよね。もちろん品質は保証しますよ。お薦めです!!!!!お薦め曲は、#1 Bad Attitude Shuffle,#4 Hard To Find The Words,#6 Still Climbing,#11 Hot And Bothered 。