カテゴリ:食事
給食中、おしゃべり禁止 黙って食べるのはどうして
中国新聞デジタル 「もぐもぐタイムって知っていますか」。広島県内の小学校に子どもを通わせる40代の女性から、編集局にこんな問い掛けがメールであった。カーリングで話題になったおやつの時間のことではない。この学校では「給食中におしゃべりしてはいけない時間帯」をいうらしい。「給食は会話しながら楽しんでほしいのに」と女性は言う。黙って食べるのはどうしてなのだろう。 まずはこの学校を訪ねた。ちょうど昼時。子どもたちが元気いっぱいランチルームに集まってきた。もぐもぐタイムは「いただきます」から約10分間で、クラシック音楽が流れる。教室は静まり、みんなひたすら食べている。音楽がやんだ途端、またにぎやかになった。「ごちそうさま」までの残り10分はおしゃべりを楽しんでいいそうだ。 低学年を中心に5~10分間とする学校が目立つ。呼び名は他に「かみかみタイム」「ぱくぱくタイム」など。狙いを問うと、残さず食べきり、栄養を十分とらせる▽食べ物を大事にする気持ちを育む▽食事マナーを定着させる▽そしゃくの推進―など、盛りだくさんの答えが返ってきた。 振り返れば昭和の教室では、掃除の時間になっても泣きながら給食を食べさせられていた子どもがいた。心の傷になりそうな光景に比べれば、時間内に集中して食べる実践の方が子どもも受け入れやすいだろう。 家庭も、学校に任せきりではいられない。文科省の手引には前置きがあった。「食に関する問題は言うまでもなく家庭が中心となって担うもの」。共働きなどで忙しい家庭を支えるという立ち位置だ。学校が培う食育のノウハウを家庭も共有できたら―。もぐもぐタイムを1分でも短くできるかもしれない。なるほどね、しかし今時の先生は大変だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.08 12:18:42
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