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【第92回アカデミー賞】作品賞は『パラサイト』
韓国映画として初受賞!最多4冠達成 英語以外の作品が作品賞を取るのはアカデミー史上初。韓国映画としても初受賞となる。 作品賞と国際長編映画賞(昨年まで外国語映画賞)を同時に受賞するのは、アカデミー賞の歴史において初めてとなる。 カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを受賞し、アカデミー賞の作品賞も手にするのは『マーティ』(第28回/1955年)以来2作目となる。 ステージには『パラサイト』のスタッフ&キャストが集結し、「想像もしたことがないことが現実となりました、本当にうれしいです。いまこの瞬間に、意味のあるタイムリーで象徴的な歴史が作られていると思います」とアカデミー賞への感謝を述べた。 cinemacafe.net 受賞作品など一覧 【作品賞】「パラサイト 半地下の家族」 【主演男優賞】ホアキン・フェニックス「ジョーカー」 【主演女優賞】レネー・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」 【助演男優賞】ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 【助演女優賞】ローラ・ダーン「マリッジ・ストーリー」 【監督賞】ポン・ジュノ「パラサイト 半地下の家族」 【脚本賞】ポン・ジュノ、ハン・チンウォン「パラサイト 半地下の家族」 【脚色賞】タイカ・ワイティティ「ジョジョ・ラビット」 【撮影賞】「1917 命をかけた伝令」 【美術賞】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 【音響編集賞】「フォードvsフェラーリ」 【録音賞】「1917 命をかけた伝令」 【編集賞】「フォードvsフェラーリ」 【作曲賞】「ジョーカー」 【歌曲賞】“(I'm gonna)Love Me Again”「ロケットマン」 【衣装デザイン賞】「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」 【メーキャップ&ヘアスタイリング賞】「スキャンダル」 【視覚効果賞】「1917 命をかけた伝令」 【国際長編映画賞】「パラサイト 半地下の家族」(韓国) 【長編アニメ映画賞】「トイ・ストーリー4」 【短編アニメ映画賞】「ヘア・ラブ(原題)」 【短編実写映画賞】「向かいの窓」 【長編ドキュメンタリー賞】「アメリカン・ファクトリー」 【短編ドキュメンタリー賞】「ラーニング・トゥ・スケートボード・イン・ア・ウォーゾーン(原題)」 私自身個人的には作品賞は、無理とは思いつつ 助演男優賞受賞のブラッド・ピットが出ていた 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 押しではありましたが「パラサイト 半地下の家族」 の受賞は、納得の結果です。この映画がで感じたこと それと限りなく近い内容のコラムを見つけました 【ネタバレあり】映画をそれ以前/それ以降に分ける、 危険な傑作『パラサイト』 歴史的快挙を成し遂げることにもなった作品の見事さに打ちのめされながらも、富裕層家族の妻の美しさに見惚れて、観終わった後すぐに「チョ・ヨジョン」の名前をググったのは自分だけではないだろう。 富裕層と貧困層が社会構造的にセパレートされてしまった現代において、それは彼らの物理的な距離が近づきすぎたことを示唆している。本作が心に残す傷跡については観客それぞれが持ち帰るものだが、富裕層側から本作を観た場合(これだけ世界中でヒットしているわけだから、当然のように観客には様々な階層の人がいるだろう)、その意識が北米や南米や東南アジアに存在するゲーテッド・コミュニティのようなさらなる社会の分断を促進させる方向にいく可能性も否めない。優れた映画の多くがそうであるように、『パラサイト』は危険な作品なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.02.10 16:46:43
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