プリプレス･センター社長の古いブログ日記です（今は引越しました）

昔、旅行でアメリカへ行った際、シカゴを経て最初にホームステイをしたところが、友人のKevinの実家セントルイスだった。とても親日家の素晴らしい老夫婦で、日本人なんか殆ど歩いていない街でホスピタリティーあるふれる１週間を過ごさせてもらった。

セントルイスは、アメリカでもかなり歴史と伝統のある古い街。ちょうどアメリカの「へそ」にあたるど真ん中に位置する。1904年にはアメリカで初めてのExpo（万博）が開催されたり、1927年にはリンドバーグが操縦するスピリットオブセントルイス号が大西洋単独無着陸飛行に成功し、地元の空港はリンドバーグ空港と命名されている。

セントルイスは、当時ゴールドラッシュにわく西海岸と、ニューヨークなど世界の金融、経済が集まる東海岸の橋渡し役として、中継地点の役割を果たしていた。

写真は、その架け橋として記念に作られた、Gateway Arch　という有名な巨大ブリッジ。このアルミニウムのような金属で作られた橋は、中が空洞になっていて炭鉱列車のようにゴンドラカーが走っている。アーチの一番高い部分には確か3つの小窓が空いていて、セントルイスの街全体を見渡すことができた。

先日、ニューオリンズの話を9/4のブログに紹介させてもらったが、あの洪水をもたらした上流に位置するセントルイスに流れているのも同じミシシッピー川。奥の川に浮かんでいるのは、なんとマクドナルドのハンバーガーショップを営業するレストランスチームボート。

写真には写っていないが、ダウンタウンの横には、バドワイザーで有名なブッシュスタジアムがある。ブッシュとは低潅木で、乾燥したところに生息している。だからバドは、乾いた空気によくあうライトビールが売りだそうだ。（本当かどうかわからないが、地元の人がそういっていた。）

そのカージナルスが、ワールドチャンピオンを目の前にして苦戦している。
私の記憶しているカージナルスは、ホームランで有名なマグワイヤ選手やその昔ではヘッドスライディングで有名なピートロースだが、是非日本人メジャー田口のいるセントルイス・カージナルスに優勝してほしいと思う。

そういえば、日米野球でピートローズが日本に来たとき、当時のアメリカの監督に「日本人で欲しい選手は？」と尋ねると、「福本」と答えたことを思い出した。

「イチロー」「田口 」そして「福本」も　旧阪急ブレースブス＝（後の）オリックス出身であった。