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カテゴリ:旅やマイレージについて
カーボンオフセットがイギリスの航空会社の取り組みが有名だ。 以下、BAことブリティッシュ・エアウェイズから紹介します。 ブリティッシュ・エアウェイズ、 CO2削減への取り組みとして「カーボン・オフセット制度」をスタート ~お客様の募金を「持続可能なエネルギー事業」へ資金充当~ ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、英国政府の支援のもと二酸化炭素(CO2)の排出量削減を目的に、お客様が任意で参加できる「カーボン・オフセット制度」を9月12日より開始しました。 「カーボン・オフセット制度」は、搭乗されるお客様が環境団体「クライメート・ケア」(Climate Care)(※1)の持続可能なエネルギー事業に寄付を行うことで、航空機の利用に伴うCO2排出量を相殺しようというものです。BAでは搭乗されるお客様自らが、航空機から排出されるCO2排出量削減にかかる対策費相当分を寄付する仕組みを作りました。 参加を希望されるお客様は当社ウェブサイト「ba.com」(www.ba.com、もしくはwww.ba.com/offsetyouremissions)からお申し込みいただけます。 お客様1人当たりの寄付金額は渡航距離によって異なり、ロンドン・ヒースロー空港から往復するフライトの場合、お客様1人当たりの対策費は成田間で17.43ポンド(3490円)、マドリッド間では5ポンド(1000円)、ヨハネスブルグ間で13.30ポンド(2660円)です。 BAのチーフ・エコノミスト兼環境問題担当主任のアンドリュー・センタンス博士(Dr. Andrew Sentence)は、「BAは、航空機が気候変動に与える影響について真剣に考えています。2000年以降、航空機からのCO2排出量を、8%削減することができました。しかし、利用するフライトによって生じるCO2を削減するという更なる強力な取り組みを希望するお客様もいらっしゃいます。そのようなお客様のためにも、BAはカーボン・オフセット制度を設立しました」と語っています。 クライメート・ケアのディレクター、トム・モートン氏(Tom Morton)は、次のように述べています。「温暖化対策に消極的な航空会社もある中、BAは環境問題に関する航空業界のリーダーです。我々とBAは、環境問題に様々な対策に取り組んでいますが、その一つであるカーボン・オフセット制度の設立を非常に喜んでいます」。 英国の気候変動・環境問題担当大臣のエリオット・モーレイ議員(Elliot Morley MP)は、「カーボン・オフセットは排出レベルを削減する国際的な活動の代わりとなるものではありませんが、航空機利用に伴うCO2排出が環境に与える影響を、旅行客自身が寄付によってカバーできるこの制度を心より歓迎します。人々は気候変動についてますます不安を募らせており、この問題への取り組みに積極的に参加したいと思っています。大きな組織は、どのようにしたらそれができるのかを示す責任があります。EU議長国である英国政府も、航空会社のCO2排出量削減の取り組みにさらなるインセンティブを与えて、排出権売買活動に航空業界を含めていきたいと表明しています」と述べ、すべての旅行客がカーボン・オフセット制度を利用するよう強く呼び掛けています。 英国航空業界は、カーボン・オフセット制度を勧めていく上で、そのイニシアティブの効果について2006年末までに評価・検証することを、公約の1つとして掲げています。 BAは1990年以降、全路線で燃料効率を27%向上するとともに、英国国内線と当社施設におけるCO2排出量も1998-2000年基準値と比較し、23%削減しています。 BAは、排出権売買がCO2排出量の抑制に最善の持続的な仕組みであると強く考えており、英国政府が取り組んでいる排出権売買活動に参加している唯一の航空会社です。2008年から航空業界を排出権売買に組み入れるというEUの構想を支援しています。 ※1ポンド=200円換算 (※1)<「クライメート・ケア」(Climate Care)について> CO2濃度を削減して、地球温暖化防止に取り組む活動をしている環境団体です。具体的な活動例として、南アフリカ共和国に省エネ照明器具50,000個を配布したほか、再生可能エネルギーである練炭を燃料とするストーブを利用する取り組みをインドで進めました。 (2005年9月15日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月28日 05時07分32秒
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