カテゴリ:カテゴリ未分類
私はいじめられっ子のほうだったので、いじめっ子の気持ちが完全に分かるわけではない。 だが、いじめっ子の気持ちはどうなのかと、ちょっと探ってみたいと思う。 いじめっ子は、まずなぜいじめっ子になったのか。 人をいじめて楽しいハズがない。人を助けたらとても楽しい気持ちになる。 そんなことは、普通の子ならとっくに知っているはずなのだが、いじめっ子には分からない。イヤ、知らないのだ。
たぶん、自分も親などにいじめられているのだろう。親が自分にかまってくれない。無視される。放置される。あるいは過保護。自分の思い通りには動かせてくれない。
おけいこ事、塾、監視・・・ 補導されたら殴られるが、それ以外は食事もろくに作らない親たち・・・
そんな子供たちが、悲惨ないじめをするのかもしれない。 全部が全部、そうとは言わない。だが、背景に「何か」があるのは間違いない。
やっぱり、いじめられっ子を何とかするんじゃなく、いじめっ子を何とかしなければならないと私は思う。 そのためには、いじめられっ子の気持ちを理解し、助けてあげることが重要だ。 もちろん、いくら自分が不遇だからと言って、八つ当たりに他の弱い子をいじめるなんてのは最低だ。そのこともきちんと教えた上で、いじめっ子の境遇を思いやってあげる。
そんな大人がいれば、いじめはかなり無くなるのではないか。
結局は大人が悪いのだ。子供に罪はなかったハズ。 子供が罪を作る時、それは大人が悪い。どんな時でも。 どんな子供も、穏やかに時を過ごせれば、それが一番いいハズだ。 それができない環境に身を置いていると、自分が壊れる。だから、打開策を計る。 それが、いじめっ子の場合は「弱い者いじめで憂さを晴らす」という行為となって表れるのだろう。
人によって、ストレス発散方法はいろいろだが、子供の場合は大人と違って分別が聞かない。特に男の子は、パワーがあふれているから、何かに余った力をぶつけなければ気が済まない。
それが、「いじめ」となって表れてしまうのは、とても残念だ。もったいない話である。 いじめっ子が悪い、なんて簡単に言うのは誰でも出来る。 でも、私はいじめそのものをなくすには、いじめっ子、つまり元を断たなければ解決しないという視点でもって話している。 決していじめっ子をかばっているつもりはない。いくら同情の余地ありと言えども、人を傷つけていいはずがない。まして殺したりしていいはずがない。
そんなことも教わらなかったという境遇には同情するが、それだけである。 自分で自生することができなかった未熟さを呪うしかないのだ。 あと、もちろん、環境も悪すぎたんだ。親が、先生が、周りの大人が悪かった。 それを知って、ちゃんと更生するのがその子の役割。今後の生き方の指針にするべきである。
いじめにより、傷つけられたり、亡くなったりした子供達に、一生かけて詫びを入れなければならない。そういう罪を背負ってしまったのだ。
これに関しては、誰も助けてはくれない。というより助けられない。 自分の罪を一緒に背負ってくれる人なんていやしない。親でさえも、ね。 親は「責任」という言葉は使うが、自分が直接やったわけではないので、どうしてもキチンと関われないのだ。
だから、いじめっ子がもし事件を起こしたら、それは、自分のせいだということで、一生罪を償わなくてはならない。そのことだけは忘れないでほしい。
いじめっ子は、犯罪者だ。これは間違いのない事実。 人を殴ったら傷害罪。お金を取ったら恐喝罪。 そして、殺したら殺人罪。法律は子供にやさしいと言っても、やっぱりその子は犯罪者。 自分がどれだけの罪を犯したか、どうか気づいてください。 そして、いじめてしまった子に、どうか一生詫びてください。 その子は、一生苦しむのだから・・・
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.18 08:31:32
コメント(0) | コメントを書く |
|