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カテゴリ:日本帰国
今日は息子の登校班の後ろについて一緒に学校へ行き、そのまま1&2時間目の国語と算数を参観してきました。私の母校ですよー。懐かしい。
この学校では古き良き黒板を使っていました。私たちの時代そのまま!オーストラリアでは全て電子ボードなのでもう先生が黒板に字を書くこともないみたいです。出席も久々に”○○君””はい、元気です!”と一人ひとりが答えていく懐かしい版。オーストラリアでは電子ボードに映し出される自分の名前が書かれた風船(息子の学校では)を自分で押せばそれが消えて出席をとってくれます。 ピッカピッカの2年生♪初めて日本の小学校に通います!初日だと思ってこのカッターシャツを着せて行ったらみんなポロシャツでした。最近はオーストラリアと同じで制服も洗濯しやすいポロシャツなんですね。オーストラリアで最初びっくりしたけど、こっちでもそうなんだ。あと、どうでもいいかもしれませんが、ズボンの中にシャツを入れるんでしたね。後で学校で周りの子を見て直しました。(何か画像が粗くてすみません。上手く編集出来ない私、、、) 6年生の登校班長さん、すごいスピードで歩いて行くんですけど!大人の私もついて行くのがしんどいくらい。お弁当、おやつ、薄っぺらい本読みの本一冊だけかばんに入れて行くオーストラリアとは違い、教科書がたんまり入った重ーいランドセルを背負って頑張って歩くみんな。 面白かったのは、どの国でも田舎ってこうなんでしょうか(笑)。朝から海の周りには常に人だかり。 ”ほんとにオーストラリアから来たん? ”英語しゃべれるん?すげー!” ”色、白ーい!” ”イケメンじゃーん!” とものすごいコメント量。息子は何か見世物みたいでちょっと恥ずかしそうにしていました。校門を入ったところからすぐにカイ君コールがあらゆるところから飛んできます。もう2年も帰国していなかったのに、以前帰国したときに保育園や幼稚園で一緒だったお友達が”カイ君また来たんー?””私カイ君知っとるー。”と次々話しかけてきます。もう大きくなっていますから顔も少し変わっているのかもしれませんが、”私のこと覚えとる!?”と何人かの子から聞かれ、息子もちょっと?って感じでそれでもうなづいていました。 ”カイ君は私の家の近所に住んどるんよ!” ”カイ君と同じ組なんよ!” ”えー、4組なん?私らの組じゃないー。” ”私と同じ登校班!” ”ハーフなん?2年生?何で6年じゃないんー。” ”私は幼稚園で一緒じゃったー!” と、ちょっと息子の取り合いって感じですか。あの、とってもありがたいんですけど、これから色々日本の子と違うところが見えてきても温かい目でいじめないでやって下さいねー。でもこんな田舎でも最近は国際結婚がどんどん増えているらしく、こうして海外から帰国留学して来るお友達多いみたいです。最近までイタリア人の子がいたし、今も私たちと同時期にシドニーから2人帰って来ています。 朝の会の時みんなで歌を歌ったのですが。これがまるで学習発表会のような出来で、私すでに泣きそうでしたよ。2年生なのにもう高音の出し方とか、まるでコーラス部!ほーーー、さすが日本の小学生は鍛えられていますね。オーストラリアの体育や音楽の時間なんて比べ物にならないほどしょうもないことやっていますからね。これだから日本人はみな歌がうまいのね。カラオケのレベルとか、違いますものね! そして息子の自己紹介。英語でもと先生に頼まれ、自分の名前を英語で言っていました。カイ君に質問は?の時間には、 ”好きな食べ物は?” ”好きな動物は?” ”好きな色は?” って、そんな質問でいいんですか。2年生ってまだまだかわいいですね。 国語の時間はシドニーの日本語学校で使っていたものと同じ教科書を使って勉強するので漢字はまあ特に大変という感じでもありませんでしたが、そのあとみんなと同じプリントを文章を書く形でやらなければならなかったので、息子も少し緊張しているようでした。一生懸命取り組んでいましたが。 ところで算数の時間にはびっくり!実はオーストラリアの算数は日本に比べてメチャクチャ遅れているので九九も3&4年生で習います。それも日本のようにきちんとは覚えないんでしょうね。夫の九九なんてかなり怪しいものですから(笑)。2年生でも時計も読めない子がいたり。そんなゆるーい状況からいきなり日本の学校に来るのもかわいそうだし、と早めに九九を教えておいて正解でした。算数の下の教科書から九九が出てきていたのでまだかなと思っていたのですが、先生が習う順番を少し変えられたそうで、もう九九に入っていたのです。 先生がストップウォッチを出した時には驚きました。一人ひとり立ち上がって先生が指定した段を順番に言っていくのです。例えば最初の子がさんいちがさん、次の子がさんにがろく、というように。最後まで行ったらまたさんいちがさん、からクラスの32人全員が言い終わるまでを各段の時間を計り、先生が今日は遅いとか速いとか、ジャッジ。おおーーー、厳しいですねー。 ちなみに息子には一応全ての段を教えていたので息子の番にも詰まることなく言えましたが、私までちょっとドキドキしてしまいました。さらに驚くことには、100マス計算のような形で縦に段数を横に1~9までの数字を書かせて掛け算の答えをどんどん埋めていきます。これも何と競争形式で先生の”始め!”の合図でみな一斉に書き始め、出来た子から”出来た!”と立ち上がるのですよーー!!ひーーー!日本の学校ではこんな塾みたいなことやるんですね。カルチャーショックです。 オーストラリアの学校でこんな子供にプレッシャーになるようなことやらせたら大問題かも。オーストラリアでは”人は人、自分は自分。”のペースで褒めて褒めて伸ばすのですが、まあ出来ない子はずっと出来ないままってことにもなるのかも知れませんね。日本人の計算能力が高いのはやっぱりこうして小さいころから厳しくやっているからなんですね。どっちがいいのかわからないけど、ひとまずびっくりです。いや、やっぱりオーストラリアの学校でよかったかも。 息子も途中まではすらすら書きこめていたのに、この日本のスパルタ方式(笑)にびびったのか、”出来た!”と立ち上がる子が増える度”何だったけー?”と手が止まり出す始末。落ち着いてやってちょうだいよ。これが日本の現実なのよー。これ、すごいプレッシャーだと思いますけど、私たちが小さい頃からこんなやり方でやっていましたっけ?? 小学校の教師をやっている叔母に話を聞くとこんな風にびしばしやらないとだらける子はかなりだらけてしまうので学級崩壊になるんだと。そういうことなんですか?何かかなり極端な気がしますけど。 それに昔と違って先生にもため口!あの日本の美しき敬語っていうものはどこへ行ってしまったのですかー。時代が変わればこんなことになるんですね。まあ昔も友達みたいに仲良くなった先生とはため口でしゃべっていたかもしれませんけどね。叔母は”今はもう敬語なんて使ってくれないよ。”と。あらあら。。。 音楽の時間に鍵盤ハーモニカも使う予定だそうですが、色々大丈夫かしら、うちの息子。これも一応日本の学校で辛い思いをしないようにと家で私がピアノを教えているんですけどね。慣れていないので戸惑うかもしれませんね。 これから1か月、とにかくお友達を沢山作って楽しんで通ってくれたらなと思っています。そしたらまたゆる~いオーストラリアに戻れるからね(笑)。 でも少し心配しましたが、帰って来てから”学校どうだった?”の問いに、元気に”楽しかった。”と答えてくれましたよ。ひとまずよかった、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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