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テーマ:海外生活(7785)
カテゴリ:日本帰国
日本にいる間にせっせと病院はしご中。検診など色々受けやすいですからね。
今日みていただいた婦人科の先生が、 ”オーストラリアですかー。いいですねえ。僕もケアンズにこの前行ったんですよ。いつか移住してみたい国です。” とおっしゃいました。オーストラリアって国民の幸福度が世界一なんですよね。確かにハッピーなのはわかる気がします。 私が思うにオージーのキーワードは ”人と比較しない” ということでしょうか。これが幸福度にかなり貢献していると思います。物はない国ですが(もちろん先進国の中で、ですが)比べるなら自分より大変な立場にある人であって、例えばお葬式でも花を受け取る代わりに(もともと香料などお金はもらいません)どこそこの基金への寄付を、と呼び掛けたりするくらいです。葬儀場に行くと花の代わりに恵まれない人への寄付を受け付ける場所があったりします。 うちの義母もクリスマスプレゼントはいらないから、こちらの団体へ寄付してと頼んできたりします。クリスマス近くになるとアフリカやアジアの子供の里親になって下さいと子供の写真付きで呼び掛ける人を街で沢山見かけます。 日本に帰って驚いたのは、震災への寄付金箱に1円とか5円とかしか入っていないことでした。震災直後はお札も随分入っていたらしいですが、まだ7か月なのにこんなに気持ちが薄れてしまうものでしょうか。逆にオーストラリアの日本への寄付金箱の方が沢山集まっていると思います。 日本人も人と比較しないようになればもっと幸福になれるのにな、と帰国していて思うことが多いです。オーストラリアも色々問題はありますが、私はあちらの生活に慣れたのか、最近は色んなことが”こんなもんさ”とハッピーに暮らしている気がします。 +++++ ところで、まだまだオーストラリアとのカルチャーショックは続きます。 オーストラリアでは自然はそのままに、手をつけるものではないという感覚で暮らしています。日本に帰って驚いたのは、子供が虫籠にいっぱいばったを捕まえて入れていたことです。それもそれを学校に持って行っても先生に怒られてはいませんでした。(たまたま私が見学に行った日でした) 日本の学校はおもちゃやアクセサリーなどの私物は絶対に持ってきてはいけないのに(←この辺オーストラリアはゆるいですが)、オーストラリアだったら絶対怒られるであろうこんな物を学校に持って行っても何も言われないんですね。 また違う日には息子が登校班で下校途中に亀を見つけたらしいのですが、他の子が持っていた傘で亀をつつきまくるのだそうです。息子はオーストラリアの感覚で、 ”そんなことしたらだめだよ!亀がかわいそうだよ!” と必死で訴えたそうなのですが、いい子ぶってるように聞こえたのでしょうか。相手にされずみんな好き放題していたようです。かわいそうな亀さん。 あと、日本の学校では採点で○と×の中間に△があるんですね。そんなこともすっかり忘れていました。それも、字が少し斜めになっているとか、私だったら絶対○にするだろうところが△になっていてよくどこが間違っているんだろうと首をかしげます。日本って厳しいですね。 さらに、クラスの子供たちにオーストラリアからお土産を持って帰ったのですが、担任の先生は苦い顔で”校長先生に確認してからでないと、、、。”と。職員室に行くと教頭先生がいらっしゃったので、ああよかったと思い伺うと、”今日は校長先生は来ていらっしゃらないので、私では何とも。”とのこと。次の日に出直すと、”せっかく持って帰られたのに配らない訳にはいかないので、よろしいとのことです。”とこれまた苦い顔で何とかokをいただきました。日本の学校って大変ですね。 小学校の先生をやっている叔母にこの話をすると、やはり不平等があってはいけないのでそういう対応なのだろうと。でも全学年、さらには800人近い全校生徒に持って帰るのは無理ですからね、、。逆に次回からは何も持って帰らない方がいいのかもしれませんね。 それから、息子は体育の時間に逆上がりをしなければならなかったらしく、鉄棒もないオーストラリアで育っている子ですから(ある所にはありますが稀です)、最初は全然出来なかったのですが、おととい”初めて出来た!”と喜んで帰ってきました。 昨日の放課後息子が以前帰国していた時に通っていた保育園に行ったのですが、そこの園児がみな逆上がりをへっちゃらでしていてびっくり!聞くところによると、その園では5歳児は逆上がりも竹馬もみんな出来るのだそうです。すごすぎーー!!息子が5歳で帰った時に自転車に乗れなかったのも息子だけでしたし、やっぱり日本の子供の運動能力ってすごいですね。 たまの日本で驚いたり戸惑ったりすることも多いですが、色々面白い毎日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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