運動はいつするのがいいのか(1)「運動を何時やるのがいいのか?」この質問は、たぶん今まで私が、 講演を行ってきた中でもよく出る質問です。 「朝は血圧が急上昇すると、危険だからやめたほうがいい。」 という事は、よく何かの本でみかけますよね。 それでは、他の時間と考えると、 昼間は、仕事を持っている人ならば、ほぼ不可能ですし。 夜?疲れちゃって無理! じゃあ何時やればいいの? いつも一緒に仕事をしていたI先生は、いつも講義の中でこう問いかけます。 「ライオンっておなかがすいたらどうする?」 「彼らは、おなかがすいたら、えさであるシマウマなどを捕りにいきますよね。」 「おなかがいっぱいになったらどうする?」 「食べたあとはごろごろと、休んでいるはずです。」 という、問いかけです。 人間も哺乳類の仲間なわけですが, 哺乳類のライフスタイルは、 空腹→運動→食事→寝る(休む) というのが、自然な流れだというのです。 このことは、おそらく誰もが体験した事があると思います。 食べた後はなんとなく静かに過したくありませんか? これは、何か食べると、食べたものを消化するために、 全身の血液が、胃に集まっているからだと言われています。 そんな時に、運動をしてしまうと、胃に集まった血液が 筋肉に行ってしまうため、 消化活動に支障をきたしてしまうというわけなのです。 私も子どもの頃に、夏休み、昼ごはんを食べて、 学校のプールへ行くと、決まって横っ腹が痛くなったを覚えています。 なんとなく、食後に身体を動かす事への不快感は、身体が感じていました。 口から入れた食べ物は、消化されるのに2時間~3時間かかると言われています。ものによっては、それ以上かかるものもあります。 日本人がかかる癌の中でも、最も多い癌は、胃癌だそうです。 食後に運動をすると癌になるとは、言えないですけれど、 胃の環境を大切に保つためにも、 食後の運動は、避けたほうが無難だと思います。 ただし、糖尿病などの方は、運動による急激な血糖値の減少を避けるために、 食後に運動をするように、医者に処方される場合もありますので、必ず医師の診断と、処方を受けていただきたいと思います。 糖尿病がある程度進んでしまった方は、運動を行うと、急激に血糖値が下がって、場合によっては倒れてしまう事もあるからです。 という事で、私は早朝に運動をしています。 朝は、完全に食べたものが胃のなかになくなっているからです。 私の父は胃癌になり、放射線治療を行ったのち、 大腸癌になりました。 59歳という年齢で亡くなりました。 遺伝的にも、私の家系は長生きではなさそうなので、 出来るだけ、なりそうな病気を予測して それにはならないような生活しています。 日本人は 癌 心臓病 脳卒中 この3つの病気で亡くなる割合が60%以上になっています。 この病気にならないことを意識して、生活する事が、 健康の秘訣になってくると思います。 「親が○んでも食休み」 食べて寝たらら牛になるなんて、ありえません。 やってみればわかります。 やらなくても、子どもにだってわかります。 |