カテゴリ:フラメンコ
本日は昔からの友人、K主催の発表会のお手伝いに。
前回の発表会にお手伝いに行ったのは2年前。前回は貸しスタジオのステージを利用したこじんまりしたものですが、今回は生徒さんも増えてついにホールでの発表会。はじまる前はみんな不安そうでもあったけれど、無事終了!晴れ晴れとしたいい笑顔でした。 打ち上げの時に舞台監督さんもこんなに注意することがない生徒達揃いの発表会は初めてだ、って言ってたんだけれど、ホントにそうだったよ。 発表会当日ってどうしても浮き足立つ上に大勢人がいるため、どうしてもざわざわする。 -キャーキャー言って先生の指示声をかき消す人々 -舞台の袖や舞台裏でカタカタ音立てて練習しちゃう人々 -遅刻、自分の順番に気がつかずに呼ばれちゃう人々 -髪あげろっちゅーのに意地(?)でも前髪を下ろすやら、ゴミ置いてくなっていうのに置いてくやらとにかくいう事聞かない(聞いてない)人々、 -それにビデオ撮るな、フラッシュ撮影禁止!といっても取ってる観客 等々。。。皆無でした。 そして生徒一同、スタッフには必ず笑顔で挨拶。いやー皆さんシツケが行き届いてます。。。(ってこれくらいで?って思うかも知れないけれども女の大集団って結構すごいんだから。。。。) あと踊りもすごかった。何がすごいって、コンパスやセンティードがちゃんと感じられる事。確かに難しいとこではマノが止まっちゃってたり、できてないところも勿論あるけれども、コントラもちゃんと入る、群舞にありがちな集団暴走も皆無。 例え形がうまくなくても、ちゃんとこうしたいという意思が感じられる踊りに感動。フラメンコを愛するあまり、時に でもその成果は一目瞭然だったのでした。 フラメンコをフラメンコとして取り組む事に妥協しない、熱い体育界系女な彼女についていくという事は時には厳しい事かも。いや、ホント愛すべきいい人なんですけどね、とにかくフラメンコに関しては熱いから。。 例えば、毎年新しい振り付けをやって毎年発表会をやりますー!というスタジオが主流の中、彼女は1年では踊りこむ事ができないからという理由で、発表会は2年に1度しかしません!と予め宣言しています。 新しい振り付けをどんどん覚えるのと、もう知っている振り付けを煮詰めて解釈して、考えて、踊りこんでいくのと、はっきりいって前者のほうがよっぽど楽しい。後者なんてホント地味で時には救いがなくてツライばっかだったりするもんなぁ、マジで。 彼女の生徒さん達はたっくさん振り付けを覚えることはできないかもしれないけれども、それ以上のものを得ているなと思いました。 振り付けは目的じゃなくって手段。それなのに往々にしてそれが逆転しているケース多々!だったりするんではないかと思われますが、ここの教室はそうしない、したくない、わけですね。 大人の習い事、生業ごとではなくって趣味ですから人の取り組み方はそれこそ様々なわけで、彼女の方針についていける人は正直それほど多くないと思います。 でもそんなやりたい方向性を明確にして、いたずらに数を追う事をせず、共感する人達でやっていくというのは教える側教わる側、双方にとって大事だな。。 舞台が終わって一体感と達成感を味わってる生徒さん達と、舞台袖でずっと見守ってた、すっかり先生の顔になってた彼女を見ていてそんな事を思いました。 K&皆さんのこれまでの努力と今後、に、拍手とエールを贈りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月17日 00時58分21秒
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