カテゴリ:カテゴリ未分類
5月15日(日)紀北町紀伊長島区海野の海水浴場脇の磯で第210回三重動物学会観察会が開催された。
国道42号線を加田信号で左折し、道沿いに走って突き当たりを右折するとトンネルがある。 この海野トンネルを抜ければすぐ左側に黒浜海水浴場へ通じる道路がある。海水浴場は、7月第一土曜日から8月末日までオープンで、それ以外は道路の門は閉じられている。 この日は、地元漁協などの協力もあって特別に開けてもらった。 細い道を上っていって下ると海岸に出る。 そして目の前が海水浴場だ。 シーズン外なので、釣り人が数人堤防にいたのと、海上では漁師さんが作業していた。 交通の便が良くない場所だが初めての開催場所と言うことと天候も良く、10時の集合時間には45名が集まった。 事務局からの挨拶のあと、指導講師から注意事項などの説明があり磯へと向かった。 干潮は9時ということで、実は満ち始めていたがそれでも広い岩礁帯に散らばって生物採集が行われた。 いくつかの高校から生物部の生徒たちも参加していて賑やかにすすめられた。 彼らはジャージ姿のまま腰まで海に浸かっていたが、若い参加者の中には泳いだり潜水したりする者も見られた。 12時に集合して収穫物の説明会が開催された。 1時間ほどで終了し、散開。 帰りに岸辺に高校生たちが集まっていた。よく見ると数え切れないほどのクサフグが岸辺に向かって泳いでいた。波が引くと何匹ものクサフグが取り残されて次の波を大人しく待っている。 聞けば、これは産卵のためにやってきたという。 このような光景を見るのは参加者の誰もが初めてだったようだ。 その後は海水浴場で弁当を食べるなど思い思いの時間を過ごし、事務局が門を閉めたのは14時半だった。 本日確認された生物 ヤツデヒトデ、イトマキヒトデ、ニホンクモヒトデ ムラサキウニ、タコノマクラ、アカウニ マナマコ、トラフナマコ、テツイロナマコ、、ムラサキグミモドキ アメフラシ、タツナミガイ、ミノウミウシ、アオウミウシ、クロシタナシウミウシ ヨツハモガニ、イソヨコバサミ ベニボヤ 魚類 アサヒアナハゼ、ダイナンギンポ、カゴカキダイ、アイナメ、ハゼの仲間、ササノハベラ、ハコフグ 軟体動物 マダコ ヒザラガイ、ウスヒザラ、マツバガイ、イシダタミ、メダカラ、アマガイ、クボガイ、オミナエシダカラ、オオヘビガイ、イボニシ、ウラウズガイ、イソニナ、キクノハナガイ、フトコロガイ、キンイロセトモノガイ、ミスガイ、トコブシ、カバフダカラ、クジャクガイ、チリボタン、コベルトフネガイ、カリガネエガイ、トマヤガイ、ハツユキダカラ、アラレタマキビ 海草 フクロフノリ、マフノリ、ヒトエグサ、アオモグサ、モツレミル、ハイミル、コブシミル、タマゴバロニア、フサイワツタ、ホソヅルモ、キッコウガサ、ジョロモク、ヨレモクモドキ、マメタワラ、イソモク、ネジモク、アズマネジモク、コブクロモク、ウミトラノオ、ネバリモ、ヒジキ、イシゲ、ウミウチワ、フクロノリ、カゴメノリ、フトモズク、アラメ、ワカメ、トゲモク、クロフフノリ、マフノリ、ヒトツマツ、マツノリ、テングサ、オニグサ、クロソゾ、コブソゾ、ハリガネ、マタボウ、オキツノリ、フサカニノテ、マオカニノテ、ピリヒバ、ニセフサノリ、ミリン、ヒビロード、タンバノリ、キジノオ、タマイタダキ、ホソバナミノハ、スミノリ (順不同) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.18 10:00:36
|