どす恋のブログ

その昔に買ったお酒が、今はワシントン条約に引っかかるため輸入不可となっていました。

そのお酒とは三蛇酒。

ワシントン条約なんて自分とあまり関係はないと思ってましたが、ギターの指板に使われるブラジリアン・ローズウッド（ハカランダ）とか今回の酒とか、割と身近な事に影響するようになってきましたよ。



三蛇酒とは、名前の通りハブ、マムシ、コブラという3種類の蛇が、そのまま漬け込まれたお酒。蛇毒もエキスの一部として酒中に漂っているワケですが、コブラの毒は経口摂取では効きづらい神経毒なのに対して、ハブとマムシの毒は出血や筋溶解を引き起こす出血毒。毒が傷口から入るとエライことになります。

だけど永いこと市販されていて多くの愛飲者がいる位なので、きっと毒はアルコールにより変質しているのだろ～。

外から中味が見えないように、ロック付き箱に入れられて売ってました。

確かにビジュアル的にボトルのままじゃコンビニの店頭に並べられない。
だけど精力系のラインナップが強い薬局とかに置いたらバカ売れしそう（笑）
今は蛇のエキス分だけ入った三蛇酒が売られてます。

開高健の本に触発されてこの酒を買ったのは覚えていますが、今に至るまで開封して飲む機会がありませぬ。

ちなみに、至宝三鞭酒というお酒には、羊を始めとする3種の動物のナニのエキスが使われているそうです。

もしも蛇が絶滅危惧種になると、三蛇酒もアブサントや満殿香酒のように消えゆく珍酒となるかも。