|
カテゴリ:やったコト
ひょんなことから鉄鍋を預かって修復することとなったので、修復の手順を記しておこう。
こちらが預かった鉄鍋。ダッチオーブンでよく見る形状の鉄鍋内側全てと底面や周囲に赤錆が出ており、一部塗装もめげている状態。もりもりと赤錆が盛り上がっているので、ちょっと料理に使うには気が進まないレベル。 ![]() 鉄鍋再生_元の状態 posted by (C)どす恋 最初は鉄瓶の修復工程と同じで、まずは浮き錆を落とす。浮き錆はワイヤーブラシ程度では落とせなくなっているので、タガネを当てて少しずつこそげていく。 ![]() 鉄鍋再生_浮き錆を剥がす posted by (C)どす恋 次は凸凹になっている錆の面を均一にならすために、鍋の内側にグラインダーをかける。最終工程で黒錆付けをするので、全ての錆を落とさない。鍋の底の錆や、吹きこぼれでできた汚れにもグラインダをかけておく。 ![]() 鉄鍋再生_グラインダ研磨前 posted by (C)どす恋 ![]() 鉄鍋再生_グラインダ研磨後 posted by (C)どす恋 鉄鍋の外側に耐熱塗装を施して乾燥させる。ちなみにこの工程は鉄瓶の修復では行わない。 ![]() 鉄鍋再生_耐熱塗装を施す posted by (C)どす恋 食品が触れる内側に耐熱塗装は施せないので、内側はお歯黒と同じ原理を使った酢酸鉄とタンニンで内側に残る赤錆を黒錆化させ、乾燥させた後は洗浄して終了。 ![]() 鉄鍋再生_黒錆付けを施す posted by (C)どす恋 こうしてきれいになった鉄鍋は、持ち主に無事納品されました。 今日の空間線量値は以下の通り。 0.10μシーベルト/時(AM7時)ピーク値0.11μシーベルト/時 0.08μシーベルト/時(PM7時)ピーク値0.10μシーベルト/時 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[やったコト] カテゴリの最新記事
|