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2006年03月19日
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 友達が犬のホテルに預かってもらっている犬を引き取りに行くというので、ついていった。
 ヘルシンキから車で1時間ぐらいのところにホテルはある。農道を走って、森の中を抜けると、赤いペンキで塗装された木造の建物が見えた。
 犬が乗り込めるように車の中を整理していたら、オーナーがでてきた。犬を引き取りに来たことを告げると中へ案内してくれた。
 廊下沿いに、鉄格子のドアがついている。映画でよくみる牢獄そのもののイメージである。犯罪者ではなく、動物がいるのがちがうだけだ。
 猫の独房がある廊下を抜けると、犬の独房へ。
 人間の独房と違うところは、窓はまったくなく、庭に面している壁に小さな扉があってそこから犬が外に出入りできるようになっているところである。
 お迎えに来たことがわかると、犬2匹ははしゃぎまくっていた。
「昨日の夜は、食べたんだけど、今朝は食べなくってねえ」
とオーナーは言った。飼い主がいないと、まったく食べない犬なのである。 これまでも、うちに来たとき何度えさを捨てたことか。

 犬を車に乗せて、ヘルシンキへ。それにしても、どうも他人の犬は臭い。私が日本で飼っていた犬も、他人にしてみれば臭かったんだろうなあ。





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最終更新日  2006年03月21日 16時08分04秒
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