★何気ない動作がポイント
考え事をしているから‥というセイにしてはいけないのだが、歩いていてふと気がつくと、数人に追い越されている。人は一日に凄い数の考え事をしているのだと、コーチングの勉強をしている時に教えて貰った。目に映るもの、耳に聞こえてくるもの、触覚で感じるもの、嗅覚で分かるもの等など、自分の中に入ってくる情報は無限大である。その情報が入ってくるごとに、人間には色々な感情が生まれてくる。生まれる感情から色付けをして、色々な考えに発展させていくのである。「痛い」から怒りに発展するかもしれないし、悲しい感情になったり、恐怖や不安を感じたりするかもしれない。そういうことを、外気と触れただけで考えてしまうのである。では重要なことを考えているのか?というと、殆どが他愛も無いことであり、右から左へと通り抜けてしまうような、たいしたことが無いものだったりする。それでも知らない内に、自分の考えていることのほうへ、意識が傾いてしまっている。すると頭を使っているセイか、体のほうが疎かになってしまい、歩く姿勢から速度まで、いい加減な運びとなってしまう。その結果‥数人の人に追い越されてしまうのである。(駄目じゃん~私‥)何人かに追い越されて初めて、自分がのらりくらりと歩いていることに気がつく。そして急にムキになって大股で歩き出す。自分を追い抜いていった何人かを抜き返すのである。のろのろ、ずるずると歩いているだけでは、全然健康のためにならない。折角歩いているのなら、健康にプラスとなるような歩き方をしたい。少し息が切れるような歩き方をすれば、筋力が付くというものだ。一石二鳥、一挙両得といったお得感を求める私なのだから、ぼんやりと歩いていてはダメだと、追い越された人の背中を見ながら、気持ちを切り替えたのだった。