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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2004年12月08日
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日本から1本の電話があった。
旧知の人からであるが、どうやってトルコの電話番号を知ったのか、インターネットで探したとも思えないので不思議だった。
「Dくんと偶然知り合って、彼から聞いたのです」と言うので、これまた驚いた。

Dくんとはかれこれ5年は連絡をとっていない。
彼のケイタイが変わり、こちらからも連絡がとれなくなっていたし、彼は自分から連絡をするようなタイプではないのもよく知っていた。
彼が私たちを見つけるのは簡単であるから、それを待つしか方法はないのであるが、私にとっても夫にとっても人生で忘れない時期を一緒に過ごしただけに、その思い出が壊れるのが怖くて、会いたいのに会うのが怖い・・・。
人を介して何をしているのか、元気でいるのか・・・そんな間柄になっていた。

何だろうね。
会えないわけではないのに・・・・・。

先日、ある人とそういう話題になった。
大切な思い出のある土地に、行くのが怖い・・・。
行きたいけど、行けない。思い出の中の風景と違ったらどうしよう・・・・。
それなら行かない方がいいのかな・・・って。

私にとっての場所のひとつは伊那谷である。
大学時代を3年間すごした場所である。人との思い出というよりは、土地に対する望郷の念。
実家に戻り、東京で仕事を始めても、いつも帰りたい場所で、でも帰らなかった場所である。

そしてもうひとつ。
トルコのとある町。
実際は用事もあるので行くが、行きたいなあ、懐かしいなあ、という気持ち以上に、あのときと違う光景に出会うのが怖くて、積極的に歩けないのである。
電話をすれば会える人もいるし、旧知の場所もある。

・・・・思い出の中の、そのときの場所、そのときの人たち、そのときの出来事が全てで、あくまで今の現状は知りたくない・・・という気持ち・・・?

大切な場所、人たちだから、胸の中にそっとしまっておきたい・・・とか。自分勝手な一方的な思いで、相手(場所、人)にとってははた迷惑な話であろう。

歳をとったのかな・・・とか。
アンタルヤもいずれ、私にとってそんな場所になるのかな・・・とか。

私たちはアンタルヤで暮らしている。現実問題、経済活動も、子供の教育も、こちらが中心で、人間関係の基盤もこちらの方が強い。日本の生活よりこちらの生活の方が慣れてしまっている。
でも、やはり私にとって、ここは現実世界ではないのだろうなあと思うのが、一度ここを離れたら、懐かしいけど、行きたいけど、アンタルヤを訪ねることはないような気がするってこと。

現実の場所と人、思い出の中の場所と人・・・距離ではないし、時間差でもない。
どれだけ「そのとき」が自分の中で大切なのか・・・。

自分で書いていて、何を言いたいのかまとめられなくなってしまったので、まとめないことにした。

いいたいことはひとつだけ。
大切なものは壊さない方がいい。
自分のなかでは自分勝手な幻想世界、美しい思い出、現実世界とは違う自分・・・。

でももうひとつ覚えておいて欲しい。
その場所で生きている人たちにとって。
自分が放っていった汚物、傷跡、嘘に嫌悪、苦悩しながら、現実を生きていかなければならない人たちが、そこにいるってこと・・・。






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Last updated  2004年12月09日 17時33分41秒
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