「いい娘がいるから会ってみないか」
上司から彼の従妹の友達を紹介されたのは50年前のこと、
豊橋市の菜めし田楽『きく宗』で会った。
そこからはトントン拍子
勤め先の社長を正式な仲人として結納を交わし秋に結婚式を挙げた。
二人口は食えたけれど毎晩のように飲み歩いていたのが月2ほどになった。
スってばかりなのに入れ込んでいた競馬もやめた。
その代わり可愛い3人の娘の親となった。
あの頃は お節介なおばさんや上司がたくさんいた。
おかげで婚期を逃しかけていた私も結婚できた。
日本は危機的な少子化だという。
子ともが生まれたら分娩費用、医療費、義務教育中の学費の補助等あれもこれもやりますよと政府や自治体が旗を振れども子供は減る一方。
「結婚しない若者」がふえているのだから子供が増えるはずはない。
「結婚しない」「出来ない」のは
『出会いを取り持つお節介おばさんや上司』がいなくなったからではないかと思っていたら
東京都が『お節介おばさん』をやると言い出した。
お役所のアイディアにしては気が利いている。
「釣書〈身上書〉」も現代風
おまけに「独身証明書」とは気に入った。
このアプリによって結婚がきまったら挙式には希望の有名人(タレント)がリモート出演
なんて特典もあったら面白いのだが、、、
東京都提供 AIマッチングアプリ