カテゴリ:駄文もどき
麗らかな陽射しが注ぐ午後、俺は後輩二人とお気に入りのカフェに来ていた
穏やかな時を楽しもうと思っていたのだが、 任務の疲れが残っていたようで、気が付けば軽く欠伸をしていた。 「勇さん、大丈夫?」 「疲れている時には甘い物ですよ!」 ハロウがメニューのデザートを進めるが、生憎甘いものはあまり好きではない しかし二人は引こうとしない さてどうしたものか……と考えあぐねていると、ふと妙案が浮かんだ 近くにいた店員を呼び、早口で注文する ……数分経って、運ばれて来たのはバニラアイスとエスプレッソコーヒー 先ほど自分が飲み干したコーヒーのカップにアイスを入れ、エスプレッソを注ぐ 「あー!」 「アイスが溶けちゃいますよ!」 「いや、これでいい」 スプーンで溶けたアイスをつつく 「“アフォガート”イタリアのジェラートだ」 アフォガート 名前の通り、アイスをコーヒーに“溺れさせる” コーヒーフロートとはまた一味違った美味さがある 苦いコーヒーと甘いアイスが絶妙なハーモニーを醸し出すそれは、俺の好物だった 視線を感じ、見るとハロウとトリルが興味津々でアフォガートを見ていた ふ、と笑みを浮かべ、俺はもう一度店員を呼ぶ 「さっきと同じものを二つ」 視線を後輩に戻すと驚いたような顔で俺を見ていた 「……俺のおごりだ」 「わーい!」 「いいんですかっ!?」 「構わん」 喜ぶ後輩たちを見ながら、アフォガートを啜る 甘く苦い味が、ひどく心地よかった ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 勇の栄養剤は後輩の笑顔でs(黙) 最近アフォガートを作るのにハマってます ハーゲンダッツで作るとほんとに美味しい! 苦いのダメな私でもエスプレッソが飲めるジェラートです (でもコーヒーフロートは飲めない)← ……てか、この世界にイタリアとかないよね 書いたあと気づいた……orz ハロウさんとトリルさんお借りしました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月21日 16時53分45秒
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