ストーリーで楽しむ古典 百人一首を読みました
ストーリーで楽しむ古典 百人一首を読みました。百人一首 百の恋は一つの宇宙…永遠にきらめいて (ストーリーで楽しむ日本の古典) [ 名木田恵子 ]こちらを読みました。百人一首一つ一つにストーリーがあるよって感じで、いろいろな素敵なお話がちりばめられています。亡くなった異母兄妹の唯と、小野篁との決してかなわぬ恋の話や在原業平と小野小町との恋など書かれていました。私が好きだったのは式子内親王と庭の鯉との恋の話かなー。鯉の白羅は、毎夜式子のところに来て、空の上を金色の鯉に乗りデートします。のちに、式氏は斎王として民の安泰の道に生きることになります。それは…もう二人は出会えないということ…。式子と水面の白羅は、見つめあい…それでこそ…式子だ…とうっすら笑い川の底に消えていきます。夢のある話で素敵だったなあ。あと、紫式部と…清少納言のいがみ合いの話かな…。女性という生き物は…と思う作品。その二人の周辺の行成様や主人公のえんも…どうかなあ…みたいな(笑)いつの時代も嫌な奴っているのねーと思う作品でした(笑)ん…面白かったけど(笑)いろんな話がたくさん入っていてとても楽しく読める本でした。