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2024.05.09
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カテゴリ:カテゴリ未分類


​ ここ数年、山やその周辺で熊に襲われたというニュースをよく聞きます。
特に去年は山のドングリが不作で熊がエサを求めて山を降りてくるとか、熊が人に慣れて恐れなくなっているとか言われています。
確かに、みみずも3年くらい前に山梨県内の某所で熊を見たときは集落の民家のすぐ近くでした。
登山や渓流釣りなどでアウトドアに関わるようになって40年近く経ちますが、昔は熊なんてなかなか見られないものだったのに、みみずもここ数年で2回も熊を見ているなど、やはり熊と人の距離が近くなっているような気がします。

 みみずが初めて山で熊を見たのはもう20年くらい前、平成15年とかそのくらいだったと思います。
場所は神奈川県の丹沢山地、塔ノ岳。
有名な登山ルート上で山の中腹を少しトラバース気味に歩いていた時、ふと左手の涸れた沢の上流側を見ると、黒くてずんぐりしたけものがお尻をこちらに向けてスタコラと沢を登っていくのが見えました。
最初は鹿かなと思いましたが、真っ黒で足が短くてずんぐりした体型、熊でした。
「あっ、熊だ!」と叫んで周囲の登山者がわかるようにそちらの方向を指さしたのですが、次に沢の上流に視線を向けた時にはすでに熊は見えなくなっていました。
​「あの、そっちに熊がいたんですぅ…」と言うみみずに向けられる他の登山者らの冷ややかな視線…
それまでも川原で砂の上に熊らしき動物の足跡を見ることは何度もありました。
キャンプをして、前日はそこに足跡はなかったのに翌朝真新しい足跡が残されていた、なんていうこともあって結構近くにいるんだなとは感じていたのですが、この時まで実物に遭遇したことはなかったのです。

 次に熊に遭遇したのは2017年のこと。
このブログでも書きましたが、ジムニーで静岡県内の林道をドライブしていたときのことです。
割と新しい未舗装の林道をジムニーで走っていました。
​カーブが多くて杉の木が鬱蒼と茂っているため見通しが悪かったのですが、カーブを曲がったらそこに熊がいたのです。​
割と小さな熊でした。
お互い目が合って「あっ!!」となり急停車しました。
どうしよう?バックして逃げようか?と思ったのですが、熊の方がスタコラ逃げ出しました。
(お?これは勝てるぞ!)
熊は道路に沿って逃げていきます。
みみずは熊の方が弱気になったと知って調子に乗り「オラオラっ‼」とばかりにジムニーでクラクションを鳴らしながら追い回してやりました。
熊はすっかりテンパっていたのか道路上を50メートルくらい全力疾走し、やがて道路を走っては逃げ切れないと気がついたのか、道路の横にそれて森の中に消えていきました。
この間、熊のスピードは時速30キロは出ていたと思います。
結構速いなと感じました。
熊を追い回して高笑いしたみみずでしたが、このあとキャンプの適地が見つからず、熊に遭遇した地点で熊の逆襲に怯えながら車中泊したのでした。

 3回目に熊に遭遇したのは、2020年の5月頃でした。
山梨県内の山の中をドライブしていると、前方の針葉樹の梢近くに何か黒くてフワフワと毛が生えたような物体がくっついているのが見えました。
何だろう?ヤドリギにしてはやけに黒いな、と思いながら近くまで行き、車を降りて見上げてみると、それは子熊でした。
​どうやら木登りしたはいいが降りられなくなってしまったようで、丸くなって木にしがみつき「誰か下ろしてくれないかな~。」と言わんばかりの情けない目つきでこちらを見ています。​
よく子猫が木から降りられなくなることがありますがそれと同じで、この季節になると冬に生まれた子熊が成長して遊び盛りになりしばしば山で見られる光景だと、昔なにかの本で読んだ記憶があります。
面白いのでスマホで写真を撮ろうかと思ったのですが、きっと近くに母熊が潜んでいるに違いない、変なちょっかいを出して母熊に襲われては大変、と思いすぐに退散しました。
その後子熊が無事に降りられたかは分かりません。
その場所は集落の民家のすぐ近くだったのですが、あえて通報などはしませんでした。

 母熊が子熊を守る意識が強いのはよく聞く話で、先日テレビのニュースで子熊を守ろうとした母熊が軽トラに猛アタックする映像を見ましたが、自分の体よりもずっと大きな軽トラに怯ます体当たりする気迫には恐怖を感じます。
あまりの猛攻に軽トラのフロントガラスにヒビ入ってましたし、爪鋭いし、あの勢いで生身で襲われたら勝てそうにありません。
熊に襲われて重傷を負ったというニュースがたまにありますけど納得です。

 最後に、昔みみずの祖父から聞いた熊のお話。
祖父が友人と山菜採りに行った帰りのこと。
軽トラで林道を走っていると、子熊が林道上にいたそうです。
「あっ、熊だ!」と驚いて急停車したのは上に書いたみみずの場合と同じなのですが、この後が違う。
祖父は軽トラを降りると子熊を抱きかかえて再び軽トラに乗り込みました。
すると母熊が現れてガオーとかなんとか吠えて襲ってきたらしいのですが、振り切って逃げてきたそうです。
「クマ牧場に売ってやった。」
…いいのかよ、そんなことして。
熊、かわいそう。
もうその祖父もこの世にはいませんし、ずいぶん昔のお話らしいですが。
あまり人を襲うようなら熊も駆除しなければならないでしょうけど、必要もないのにさらったりいじめるのはダメですよね。
あ、みみずもか?





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Last updated  2024.05.09 19:23:03
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