南風一の世界
< 新しい記事
新着記事一覧(全3894件)
過去の記事 >
どれも等しく 南風一 学生のころ 数英社理国体技が一週間に均等に散らばっていたから 相対的な好き嫌いはあったけれど どれも等しく楽しかった 同じように 好きな女の子もたくさんいたから 気分しだいで今日は淳子に妙に会いたい 明日は菜穂子が恋しくなるという具合だった いつまでも学校のカリキュラムのように 等しく享受するばかりでいられない いつしか学校を卒業して 一つのことで食って行かねばならない それに歩調を合わせたように 好きな女の子も 次々と絞り込まれて 気がついたら みんな失っていた
(詩集の宣伝) 「きみのちきみ120%」12月5日発売。
購入は、 こちらからどうぞ
詩が良かったと思う方は 人気blogランキング