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南風一の世界

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2010/06/20
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カテゴリ:カテゴリ未分類

   早乙女   南風一


世は梅雨時なので

水を張った田んぼでは田植え機が植え損ねた稲を

ご婦人たちが手で植えていく


昔 上司に女性社員の名前を訊ねられて

かくかくしかじかの容姿をした女性だと教えた

そのとき「美人」と表現したところ

その上司はニヤニヤして「南風の審美眼は大分ずれているんじゃないか」と

笑った


俺の審美眼はそんなものかも知れないけれど

名前のとおり早乙女は

ジーンズを膝まで捲り上げて

まばゆいばかりの白いふくらはぎを晒して

稲を植える


その姿を見れば

どんな容姿の女性であっても

遠目の美しき姿かな


古来大和民族の血が絶えることなく

東洋の辺境孤島に脈々と受け継がれたのも

こういう稲作栽培のもたらす美的感覚というものが

影響したのではないか


稲作を推奨すれば

世の未婚女性や未婚男性の結婚率も上昇するのではないか

そう無責任に想像する

 

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Last updated  2010/06/20 06:37:05 PM
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