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南風一の世界

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2011/01/04
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   きみの魅力   南風一


ことさら美人ではないし

(可愛いには可愛い)

スタイルが抜群にいいわけではない


こちらに興味があるとか

好意を持っているというのでもない


単なるボランティア仲間の一員にしか

過ぎない

ボランティア活動がなければ会うこともないし

電話したり年賀状一枚交換するわけでもない


そんな仲にしか過ぎないのに

ささいなきみの仕草が気になるのはどうしてだろう?

事務所でお昼の休憩をしていたとき

雑談を交わしていた

こちらの話に乗ってくることもあれば

黙って聞こえない振りをしていることもある


そうして俺がおにぎりを食べ終わったころ

さりげなくきみが言うのだった

「あちらにコーヒーがあるわ

 飲んでも構わないってことだからもし良かったどうぞ」


俺は自分でコーヒーを入れて飲んだ

コーヒーを飲み干した後

まだ時間があったからカップはそのまま机の上に置いた

そして本を読んでいた


きみは暫くして

「カップ 洗っておくわ」

そう言って空になったカップをキッチン台のところへ持って行ったかとおもうと

手早くささっと洗った

そうしてまた遺跡のチラシなどを見ているのだった


「ふーむ」

女性というのはなかなか分からない性だった

 

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Last updated  2011/01/04 10:06:53 PM
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