南風一の世界
< 新しい記事
新着記事一覧(全3893件)
過去の記事 >
うららかな春の休日 南風一 たとえば春の休日 きみは何をして過ごしていたのか 不思議だった (今から想えば 家でテレビを見たり 母親のショッピングに付き合っていたのが関の山ということは 想像がつく) 当時は 自室で俺のことばかり考えているのではないか と本気でそう信じ込んでいた その頃きみから俺に連絡してくることは一切なかったから 出会って35年が過ぎて きみから連絡してきたことには 甚くびっくりした きみはまだ俺のことを憶えていたから ましな方だったのだろう 今頃手紙を出したり連絡を試みようとしても 多分俺のことは忘れてしまって 「え どなたでしたっけ?」というリアクションが待っている女性もいる 彼女の方はすでにOLだったけれど 休日のデートに呼び出せば すぐにやって来た 友人の父親の車でドライブへ行ったのは 楽しかったなあ
(詩集の宣伝) 「どこにでもある光景」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ
詩が良かったと思う方は 人気blogランキング