大賞:昆布。
金賞:牛肉。
銀賞:葉唐辛子。
以上がえびのベスト3。
選外佳作:椎茸
頑張ったで賞:アミ
それも良いで賞:ワカサギ
これは嫌で賞:イナゴ
となっております。
えび幼少の砌、
頂き物の佃煮を祖母が優しく勧めてくれたのです。
「はい、おいしいわよ。」
そこには飴色に炊かれた虫が
有田焼の器にオシツオサレツ入れられていました…。
ギエー。虫。
幼い私にはバッタもイナゴも同じ虫にしか見えませんでした。
「どうしたの? はいどうぞ。」
祖母は私のお気に入りだった茄子が描かれた取り皿に
イナゴを取ってくれました。
お皿の上に、虫…。
シュールなその画像に、急速に縮みあがる胃袋。
祖母は微笑んで私を見ています。
「おいしいわよ。」
大好きなおばあちゃんの言う事に嘘はないだろう。
思いきって箸で挟んで目の前に。
駄目!
やっぱり、食べられない。
だって、虫なんだもの。
祖母を見ると、にっこりと笑っています。
思いきって口に。
噛んだとたんに涙が出てきました。
「エ、エ、ウェ~ン、エンエン。」
泣きながら食べたイナゴは海老の味…。
それから10年以上もの間、海老が食べられなくなったえびでした。
今もあんまり好きじゃない。特に佃煮は食べられない。
恐るべきイナゴトラウマ!
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Last updated
2001.10.29 18:25:35
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