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カテゴリ:雑感
時効制度についての考察を書こうと思っているうちに数日を徒過しまして、話はいったん別の話題へ行きます。連休なので(言い訳)、法律以外の雑談を。
歌手の倖田來未がラジオで「35歳を過ぎると羊水が腐る」などと発言したことが、えらく問題になっているようです。 発言内容はもちろん論外です。 倖田さん本人がネットやテレビでいろいろ謝罪・弁解したみたいです。 ただ私個人としては、この人が歌手をやってるという程度のことしか知らないし、歌手には人格や素養を求めないし、私には何の実害もないので、どうでもいいといったところです。 それにしても生放送は怖いなあと思っていたら、実はその番組が「録画」だったと後から聞きました。そこに私は疑問を感じました。オンエアを止める人はいなかったのか。 倖田さんがなぜあんな発言をしたかというと、それはきっとこの人に「35歳を過ぎたオバハンなんかダサい」という意識があり、それがぽろっと出たというだけのことであって、それ以上でも以下でもないでしょう。倖田さんがバカだったということで、それはもう仕様がない。 しかし、番組の編集者はなぜ、「今の発言は問題だ、録り直す」と言わなかったのか。 また私自身の話になりますが、当ブログでネタにしていたとおり、私も昨年はラジオに出してもらっていました。 倖田さんの出ているようなラジオとは比べるべくもない、日曜朝の、誰が聴いているのだろうと思うような時間帯の、大阪ローカルのAM放送です。 これも生放送でなく録音で、3分前後のコーナーを、ぶっつけ本番に近い形で収録するのですが、たいていはスムーズに終了しました。 ただ1年間を通じて何度か、「今の発言はNG」と、ディレクターみたいな人が録り直しを指示することがありました。 NGの理由はいろいろあって、日曜朝の番組なのにパーソナリティのお姉さんが「月曜朝、いかがお過ごしですか」と言ってしまうなどの単純ミスもありますが、お姉さん又は私の発言が「暴走」してしまうといったこともありました。 私自身は、「暴走」を理由にNGが出たときなどは、「どうせそんなに多くの人が聴いてるわけじゃないからいいじゃないか」と内心思っていたのですが、一方で、それが放送というものに携わる人の心得なんだなあと感心してもいました。 それが今回の騒動です。私が出ていた番組の何万倍もの影響力のあることが明らかな番組で、どうしてこんなことになったか。 倖田さんはどうでもよいのですが、放送に携わっていた人の意識を疑わしめるような事件だったというのが個人的な感想です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/02/09 11:26:03 AM
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