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カテゴリ:雑感
今日は新聞でなく週刊誌からネタを拾います。
先日、週刊新潮で「人前で『泣く男』の研究」という記事がありました。 橋本府知事その他、人前で泣く政治家のことについて触れてありまして、その内容をざっと要約すると、 強い存在は叩かれるので、涙を見せて弱い存在であることをアピールして支持を買う手法が流行りつつある、といったことでした。 そして最近また新たに、人前で泣く男が現れました。 今度は政治家でなく、病院の院長です。 三重県の整形外科病院が点滴の使いまわしをしていた事件。死者1名が出て、警察の捜索が入ったとか。 報道陣の前に釈明に出た院長の映像を、朝のワイドショーで何となく見ていましたが、これを見た方はみな失笑されたことと思います。 院長曰く、泣き顔で「私の家にはお風呂がないんです!」。 点滴を使いまわすとどれくらいの儲けになるのかは知りませんが、儲け主義に走っているとの批判をかわすために、家が裕福でないことのアピールに出たわけです。 この院長の家に本当に風呂があるかないかは知りませんが、風呂の有無で言えば、私の実家は昔、長屋の大家でして、それなりの資産はあったはずですが、昔の建物だから風呂はなかった。 この院長は「シャワーしかないんです」とも言ってましたが、私の実家にはシャワーもありませんでした。 ついでに週刊文春の最新号によると、この院長の家にはベンツが2台あるとか。私の実家には車もなかった。充分な資産家ではないでしょうか。 と、この院長の資産を云々するのはここでの目的ではありません。 それにしても、どうして政治家も医者も、何かあったらすぐ泣くのか。 ついでに弁護士も泣きますね。光市母子殺害事件の弁護団の一人だった今枝氏。 (先日、この人のことを「同業の先輩」と書いたのですが、実は私と「同期」だったと最近知りました。司法研修所のクラスが違うので全く面識はなかったのですが、研修所の卒業アルバムには確かに載ってました) こういう人たちを見ていると、人前で涙は見せず、憎まれキャラに徹している、あの船場吉兆の女将が何とも潔く見えてきて、いつか再評価される日がくるのではないかと、勝手に考えています。 いつも以上に浅い話でしたがひとまずこれにて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/19 12:40:43 PM
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