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カテゴリ:きもの
と言っても、遊び目的ではありません。
総合学習の一環として開かせてもらってる「キモノ講座」、開講を決めた当初から「紅葉の季節に京都に生徒を連れて行きたい」と念願していたのです。管理職の許可をもらうためには下見に行って、京都訪問がいかに必要か説得する材料を集めないといけません。早く行かなきゃ行かなきゃ、と思っているうちに気がつけばもう10月。この連休辺りが下見のタイムリミットかも? と焦った私は慌てて本日の決行を決めたのでした。 狙っていたのは織成館と西陣織会館。帯を織っているところを見学したかったので、選びました。 織成館のことを知ったのは、この本。 「見事な梁や柱に支えられた織屋建ての空間には、能装束や時代衣装を展示。織り機の音が響く工房を見学することもできます」と紹介されていたので、第一候補に、と考えていました。 しかし、出かける直前にもう一度紹介文を読むと、工房見学は火~金しか行われていない、とある。授業は土曜日だから、生徒に見せるのは無理、ということが判明。しかも、織成館自体4時までしか開館してない。うっかりゆっくりして「週刊えみぃSHOW」を見ていた私は、お供に妹1号を連れて慌てて家を飛び出しました。 京都には不案内な私。しかも、西陣はちょっとアクセスが不便。うちからだとJR→地下鉄→市バスというルートが一番早かったのですが、市バスを乗り間違えたお陰でもう織成館は見学できない時間となりました…。テレビを見て笑っていた時間が悔やまれる。 仕方なく西陣織会館に直行しました。近代的な建物の中には、西陣の歴史の展示や、帯の織り方の手順など紹介されています。二階の一角で、工房が再現されているのを発見。原料の準備、機の準備、製織などが目の前で行われていて、それぞれの行程が分業で行われているのがよくわかります。 京友禅の絵付けをしておられるコーナーもあり、反物の下から熱をあてて染料が乾くのを待っておられる女性職人さんと少し話をしましたが、色が混ざってしまうから、一気に描くことはできないので、こうやって少し描いては乾かし、描いては乾かししながら絵を描くのだと聞いて、いったいこの反物の絵付けを仕上げるのに何ヶ月かかるんだろう、と気が遠くなるような思いがしました。 このコーナー、期間限定ですが来月もやっているので、生徒に見せるのには間に合いそう。 ちょうど「きものファッションショー」も始まったので、しばし観覧。モデルさんが皆大股で歩くのが気になりましたが(恐らく洋服のお仕事がメインの方々なのでしょう)、やはりたくさんの着物姿を見るのは楽しくて、妹と「あの着物かわいい」「帯の色が素敵」などと言い合いながら楽しんでみました。 機織り体験もできるので、ここで機織り行程を見学→機織り体験→きものファッションショー観覧、でそれなりの内容にはなりそう。歩いて十分行ける距離なら、織成館も見学したいな。一番理想的なのは、学校で着付けをして、そのまま京都へ行き、京都きものパスポートの恩恵を受けることなんだけど、果たして許可がいただけるものか。もう少しプランを固めてみようと思います。 さて、西陣織会館を出た私たちは、イノダコーヒの本店へ向かいました。やはり京都に来たからにはイノダを味わわないと。しかし本店は人が列なして並んでいるのであきらめて、すぐそばの三条店へ。おいしいケーキとコーヒーを堪能した後、三条通から河原町通りに出て、一路阪急電車河原町駅に向かう。予定でした。 あやちゃんに予め「三条は危険エリア」と聞きましたが、本当にデンジャラスでした! 誘惑がたくさんで、なかなかまっすぐに歩けません。ichi・man・ben、tententen、最旦館ケイコなどかわいいリサイクル着物のお店や、あの有名なよーじやもあるし…。 幸い大きな出会いはなかったので助かった! ichi・man・benでトランプ柄の風呂敷と、石黒香舗で防虫香は買ったけどね!! さて、家に帰ったら翌日に控えたぱよとぽよさんち訪問に備えて、着物のコーディネートを考えねば。その前に、まだ衣替えが終わってませんでした。衣替えと言っても、枚数はあまりないし、この夏は着物をあまり着なかったので、特にお手入れする必要もなく、そのまま袷の着物と入れ替え。あっという間に済みました。 久しぶりに見る袷の着物を見ながら、あーでもないこーでもないとコーディネート。いつも決まった組み合わせになるので今までにない組み合わせにしようと思うと、「着物がない」「帯がない」という状態に陥ってしまいます。きっと私のワードローブには弱点があるはず。誰か私のたんすの中を見て、「こういうのを買い足したら」とか、「これとこれの組み合わせはなんてどう?」と、アドバイスしてくれる人、いないかしら。 何はともあれ明日は楽しみ! いい加減連休に持って帰った仕事にも手を付けないといけませんので、ここでレポートできるのは少し先になるかと思いますが、落ち着いたら更新したいと思います♪ ***************************************** 余談ですが、昨日KYOEIさんで見て心惹かれた洗える長襦袢、楽天でもほぼ同価格で販売されているのを見つけました。 しかし、このレトロタイプ、LLしかないのはなぜだろう…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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