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最近あった話。
休日、遅く起きた朝。 起き抜けに僕は何だか、甘いものが食べたくなった。 「後でミスド行こうかな。適当に買ってくれば、どうせ母も弟も食べるだろ」 そんなん考えながら顔を洗って、リビングに入ると! 何と気のきいたことに、そこにはドーナツの箱があったのですね。 母(の仕業)だと思った僕は、大急ぎで開けてみると。 「......」 テンションは上がった時と同じ速さで下がりました。 凹みはしませんが、一瞬でフラットに/笑。 だって、中身はドーナツがかなりたくさんあったのだけれど、僕の好みにかすりもしなかったんですよ。 ええ、見事に圏外。期待させといて、そりゃあないだろ。 そして、これを買ってきた人間に思い到る。 母でも、弟×2でもない。 父です。 たぶん、というか間違いなく、本人は家族を喜ばせようとしたのだと思われます。 が、彼は人の好みを一切知らなかったのでしょう。 結果、一般的に人気のドーナツばかりを買ってきたのかと。 さて、がっかりした僕は箱を元に戻し、適当に朝食(には遅かったが)を食べて、リビングでそのまま本を読んでました。 ら、外出から戻ったらしい母が、リビングに入ってきました。 すぐにテーブル上のドーナツの箱に気付いた彼女もまた、僕のように大急ぎで箱を開けました。ちなみにこの時「これ、お前の?」とか聞かれましたが、あえて答えませんでした/笑。 「......」 そして、母もまた、僕と同じように無言で箱を戻しました。 ええ、彼女の好きなものもなかったのです。 そしてそれきり、興味をなくしたように部屋を出ていってしまいました。 さて、本を読み終えた僕は、迷った末、やっぱり自分でドーナツを買いに行くことにしました。半端に期待したら、余計に食べたくなったのです。 自分の好きなドーナツと、母の好きなドーナツと、ついでに弟×2の好きなドーナツと、後は適当に買って帰りました。 リビングに入ると、上の弟がいて、僕のドーナツを見て、大笑いしました。 「やっぱりね。俺も行こうと思ってたんだよ」 どうやら彼も、テーブル上のトラップに引っ掛かったようでした。 僕と弟がコーヒーを入れると、どこからか母が現われて、3人でおやつにしましたとさ。 ちゃんちゃん。 プレゼントはリサーチが大事て話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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