テーマ:猫のいる生活(136429)
カテゴリ:愛猫♡nia
母が胆管癌で亡くなった時
母が最期を迎えたホスピスの部屋には 母の兄と姉、義兄、義姉、 そして私の夫が居てくれたように思うが 実際のところ あまり覚えていないのです 生前母が 最期の時は 現世に引き留めたりせずに 静かに見送って欲しいと皆に頼んでいたが 義姉が手を握り 大きな声で 母の名前を呼んだ刹那 逝ってしまった 私は部屋の隅っこで 夫の手を握ったまま突っ立っていて 「お母さん。騒がしくてごめんね」 私と夫の2人だけで 静かに母を見送ればよかった… などと思ったのは憶えているのですが そこからは もう怒涛のように目まぐるしく 葬儀会社や菩提寺に連絡したり 病室の荷物をまとめたり まとまった現金を用意したり 喪主としての仕事が いっぱいいっぱいで 細切れの記憶しかありません 悲しむ時間なんて 与えてもらえないのが喪主なのですよね 後で知りましたが 細々とした雑多な事は 私に負担をかけぬようにと 夫が全部引き受けてくれていたようで 感謝しかありません 私の母が亡くなった後に 夫も父親を亡くして喪主を経験していますが 淡々と役割をこなしていて やはり夫も涙は見せませんでした 今日は母の命日です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.16 00:47:09
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