落下する夕方
2010年 10冊目 梨果と八年一緒だった健吾が家を出たそれと入れかわるように押しかけてきた健吾の新しい恋人・華子と暮らすはめになった梨果 逃げることも、攻めることもできない寄妙な三角関係そして愛しきることも、憎みきることもできないひとたち (データベースより抜粋) 恋愛系の本は あまり読んだ事ないんだけど冒頭で 彼が出て行くという シチュエーションにひかれ 読んでみた 前半は 甘さは無いけど 辛さもないただ ゆるゆると現実を受け入れる 梨果のしょっぱさが印象的 恋愛ヒラエルキーは 無情ですな愛したほうが 気持ちのふり幅 大きくなるのは当たり前 しょっぱい気持ちのまま 読み進めていたけれど 後半 一気に 心をつかまれた これは この本は 恋愛の本では無いと思った著者あとがき曰く すれ違う魂の物語ノルウェーの森を 読み終えた時と同じような 喪失感を久しぶりに あじわいました ★★★+★半分 星4.5