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カテゴリ:テレビ、ドラマ等
◆制作
プロデューサー:中野利幸 演出:谷村政樹・加藤裕将 脚本:根津理香 音楽:海田庄吾、山嵜廣和 主題歌:中島美嘉 「LIFE」 ◆出演 椎葉 歩:北乃きい 安西愛海:福田沙紀 佐古克己:細田よしひこ 篠塚夕子:大沢あかね 羽鳥未来:関めぐみ 薗田優樹:北条隆博 廣瀬倫子:星井七瀬 岩本みどり:末永遥 信川美紗:中村静香 宇田里絵:夏目鈴 門倉雪乃:うえむらちか 佐藤礼奈:平野早香 佐藤礼奈:西田奈津美 石井知典:中村友也 岩城正志:矢島健一 佐古敏克:勝村政信 平岡正子:酒井美紀 戸田和佳絵:瀬戸朝香 椎葉文子:真矢みき 安西大治郎:小野武彦 毎度毎度のことだが、登場する同級生がことごとく、男も女も本当に幼稚ですなぁ。見ていて腹が立つぐらいに。いじめが題材のため、ステレオタイプを描いているのだろうが、それにしても幼すぎる。偏差値が高いのなら、それなりに頭を使っている判断、行動があって良さそうなものだが、あくまで各人の基になるのは感情的な判断。世界の中心には自分しかいないというような、身勝手な幼児的万能感に支配されているかのよう。それは女子生徒に顕著だが、男子生徒はどちらかというと単純バカ。男子も女子も小学生なみの対応の仕方が情けない。 大いに気になったのは、歩の母、椎葉文子の弟ばかりを気にかけるだけでなく、歩の話を聞こうともしないなにごとも決め付ける態度、その姿勢。親失格ですが、子供の歩としては、反面教師にせざるを得ないでしょう。歩が自分をより良い方向へ進ませたいと望むのなら。 羽鳥未来が良い味出してます。歩の唯一の味方。教師・平岡正子も歩の理解者になり得る存在ではあるが、現時点では、大人、教師をどう扱うかはまだ難しいかもしれない。戸田和佳絵のサラリーマン教師というより、趣味的教師ぶりに比べれば雲泥の差。上手いとこ演じてらっしゃるようです。 演じるといえば、やはり、歩をいじめる男女を問わず、同級生たちって、演技しているとは思えないぐらい素のようないじめっぷり。その仕種、会話の流暢さが驚くほど板についている。演者本人の性格も向き不向きもあるだろうが、意外に身近にいじめの例を見てきているかもしれない。歩ほどひどい例はそうないと思うが、ちょっとしたいじめのエスカレートした延長上にあると考えれば想像しやすいのかもしれない。 いじめは昔からあったとよくいわれるが、その内容が問題。現代ほど陰湿さが増し、人としての言行とかけ離れた人物が多い時代はそうなかったのではないか、と考えさせられる。少なくとも、歩のクラスの同級生たちは人には思えない。その正体は、人であることを忘れ去った、なんらかに囚われた欲なのか、いじめ神を尊ぶいじめ心に支配されたモノなのか、というような印象を受ける。 歩がいじめられるなか、かつて廣瀬倫子がいじめられた際にかばわなかった歩を責めた薗田優樹がなにも言わないのが気になる。結局、現実を目の前にすると足がすくむということだろうか。場合によっては、直接いじめる人物よりもたちが悪い。 そして今回のエピソードの終盤、歩が決意したこと。羽鳥の影響を大いに受けた戦う意志。これは自衛のための戦いだ。命懸けの戦いでもある。軽々しく死ねば良いと言える安西愛海たちの生命というものの認識の軽さはいったいどこからくるものなのだろうか。無駄に生きているとはこのことかもしれない。もっとも、今の経験が各人の人生に必要なものなのかもしれないが。 次からは歩の戦いも本格化しそうな様子。求めよ、されば与えられん、を地でいく展開になるのか。普段のいじめの日常がごく一般的な価値観と化した人物は、ことの本質を垣間見ることができれば幸いなんだろうなぁ。果たして変わることができるかな。変わらなければ、いずれ絶滅する種ではあるのだろうけれど。そんな人間だらけの国などなにが起こっても不思議じゃないよ。本当は恐いお話です。 =========================================== ☆Shopping in minnadesiawase☆ Update H19.7.13 ------------------------------------------- ☆毎日の暮らしを彩るもの☆ =========================================== お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 22, 2007 01:40:59 AM
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