ドラマ『再会~横田めぐみさんの願い~』H18.10.3
脚本・演出:石田昌浩 監督:若林愛美 出演者: 横田めぐみ…福田麻由子(幼少期)片瀬那奈(成人後) 蓮池薫…風間トオル 蓮池祐木子…生田智子 地村富貴恵…田中美奈子 地村保志…篠田剛 田口八重子…佐田真由美 曽我ひとみ…堀越のり 北朝鮮指導員…美木良介 横田拓也・哲也…工藤兄妹 横田早紀江…原日出子 横田滋…片岡鶴太郎 言わずと知れた北朝鮮国家犯罪拉致事件、国内擁護幇助勢力余犯罪の再現ドラマ。いや、そこまで言わんてか。 拉致時、横田めぐみさん13歳、曽我ひとみさん19歳。改めて考えるととんでもない話。三十年前から今も続く紛れもない事実。再現ドラマである以上、細かい差異はあるだろうが、それは枝葉末節に過ぎない。元々断片的情報からの再現。世論操作は言語道断ではあるが、ここまできて被害者側にそれがあるだろうか。注意は必要だが、むしろ逆の方が要注意なのは言うまでもない。いけしょうしょうと嘘を吐き、のうのうと暮らしている罪は大き過ぎるくらい大きい。 真実を追い求める姿勢が大事。それは今も続いている、戦いの日々。 片瀬奈々さんはこういう役が上手いと思う。子役の福田麻由子さんは言うまでもない。などと、ドラマの内容がどうかなど意味がないか。ノンフィクションなのだから。 事実を淡々と描いているであろうと思う。ただ、拉致被害者が帰って来た時、その背中に北朝鮮を背負っていたように思う。横田めぐみさんの夫の韓国人男性の言動も似たようなもの。むしろ、既に得た情報とのギャップが北朝鮮の怪しさを強調している。洗脳されるか、洗脳された状態を演じるか、気がつかぬ間に洗脳されてしまっているか、いろいろあろうが、洗脳されている時は洗脳されていることに気がつかない。洗脳と言わぬまでも、北朝鮮という日本ではない、別の国、地域、言語、習慣の違うところで何十年も暮らしてきたのだ。その意識は日本人のそれとは知らず知らず異なっていて当然だろう。二十歳前後のほぼ成人した人間ならば耐えられたことが、生を受けて十余年の少女が同じように耐えられるかどうかは疑問だ。むしろ、精神に変調をきたして当然かもしれない。ある意味、横田めぐみさんの変わりゆくその姿が、人間本来の限りなく純粋に近い姿であり、正常なのではないだろうか。歳を経た分、大人として対応出来るようになるが、横田めぐみさんにはそれがなかったのではないかと思う。この辺りは劇中でも触れていたとおりだろう。 さてさて、国外組も国内組も首を洗って待ってろよ。事態は解明に向けて着実に進行している。それにしても日本政府、前首相外交のていたらくぶりには反吐が出る。パフォーマンスマンのなにも知らぬわきまえぬ素振りで金正日の臣下扱いされても気がつかない間抜け振り。そもそも横田夫妻が米大統領に助けを求めに行くこと自体、日本政府が実質的対応をせず、なんの成果も得られず、拉致被害者に見限られた証左ではないか。日本の恥だ。国辱ものの行為を国を導く政府とその長がやってどうするのか。 現内閣がどのように動くかはまだわからないが、米国での活動は実を結びつつあるようだ。これは喜ばしきこと。地道にだが、着実に歩を進めた成果。今後もその一歩が犯罪者を追い詰めるであろう。 ただひとつ、その動きをなにか別の動きに利用されぬようにせねばなるまい。手放しではなく、あくまで理知的、事務的に淡々とことを目的達成に向けて運ぶことが望まれるだろうね。 とか思った。放映からなん日か経ってやっと見られた。しかし、正直まだ長期戦が続くか?突発的に別な動きから道が開けそうな状態でもありそうだが。朗報に期待する。我々は我々に出来ることをする。それのみ。===========================================☆Shopping in minnadesiawase☆ Update H18.9.27 !!-------------------------------------------☆毎日の暮らしを彩るもの☆-------------------------------------------☆Click! bootan☆===========================================