カリンボール
一昨日は山形市までラーメンを食べに行った。
その帰路の途中、南陽市の赤湯温泉にあるお菓子屋さんで名物の「どらまん」を買おうと思い立った。
以前このブログにも載せたことがあるが、あんドーナッツをお菓子にしたものである。
ところがそのお店がいくら探しても見つからない。
それで赤湯の住人、いつものY子さんに電話をして聞いた。
それでも見つからない。
歩いているおばちゃんに聞いてみた。
なんと、お店を閉めて東京に行ってしまったと言う。
それでも一応赤湯駅のお土産物売り場に行ってみた。
「どらまん」は○○どらまんと言う名称で売っていたが、それはもっと大きなお菓子屋で製造した形も違う物だった。
売り場のオネーチャンにも聞いてみたが、やはりもう製造していないそうだ。
僕は傷心のあまり生きる気力を失うところであった。
すると、例のY子さんから電話があり、近頃話題のお菓子があると言う。
言われるままにお店に直行した。
なるほど、売れ筋らしく一番目立つ場所に置いてあった。
そして購入したのが下の写真のカリンボールである。
これは早い話が揚げ饅頭だ。
アズキのこし餡が入った小さな饅頭をカリッと揚げたものだ。
人気の理由はその揚げ方のようだ。
特に饅頭の底がカリッと揚がっている。
だが、このカリンボール、赤湯名物ではなかった。
家に帰って包装紙を良く見ると、製造は福島県福島市だった。
それが福島に近い米沢市を通り越して、南陽市で話題になっている。
どらまん亡き後の後継菓子を市民が求めていたのだろうか。