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2005年03月09日
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カテゴリ:生活協同組合






武田純子さんがやってくる




 昨年11月19日の日記に書いた札幌のグループホームを経営している武田純子さんの講演会を企画しました。
 「痴呆ってなんだろう?」
3月12日(土)午後6時30分から8時30分まで
米沢市西大通 アクティー米沢 会議室です。 入場は無料です。
 ご家族の方で痴呆性(認知症)のお年寄りがおられる方や施設の理事や職員の方には特に勉強になると思います。ぜひ、おいで下さい。

2004年11月19日の日記より

痴呆性ってなんだろう 武田純子さんに学ぶ 「介護・看護・喪失(1381)」

 今日は久々に上京して研修を受けました。
「小規模多機能ケア施設」という介護保険事業としては新しい試みが実施されようとしています。それに先駆けての勉強会です。

 私たちのように既に「たくろう所」を運営している者たちには、「今頃、小規模多機能ケア施設かい」とせせら笑う人も少なくありません。

 日本の介護の遅れは著しく、これまでは建設会社のための大きな施設建設が主流でした。80%近い補助金で建物が建ち、地元の権力者による利益誘導型理事会が行ってきた「大型ほどこし福祉」も、国、県、市のそれぞれの財政が苦しくなり、ようやく地域密着の小規模住居型福祉が実現しようとしています。

 さて、今日の講師のおひとりで、札幌でグループホームを2つ運営している武田純子さんのお話にたいへん感動をして来ました。

 彼女は看護士出身で平成8年に医療法人のグループホーム開所にかかわり、おじいさんやおばあさんがグループホームに入居したとたんに(よくない)変化がおきたことにびっくりしました。「どうして……」と戸惑う武田さんだったようです。
 機会があってスウェーデンに行くことで「高齢者福祉と痴呆老人のあり方」が根底からくつがえされたといいます。「日本は20年遅れている……」と。

 まず、介護が職員のペースですすめられていること。例をあげれば老人ホームでの深夜のオシメ取り替えや柵に縛り付けることなどです。

 二つ目は介護や看護技術が先行して、人間扱いを無視した介護現場であること。

 三つ目には職員のプロとしての感性と専門性の欠落などをあげておられました。

 武田さんはスウェーデンに行くことで、自分たちが今まで疑問もなく行ってきたことが間違っていたと気付き医療法人を辞めました。そして介護保険が導入されると平成13年に自ら会社を立ち上げて「福寿荘」というグループホームを開所したのでした。

 「小規模多機能ケア施設」が重視されてくれば、民家のような小規模の中で通所を中心とした介護を行い、時々宿泊もでき、訪問サービスも行うことでトータルケアを実現していこうとすることになります。

 武田さんは、「これはとても質が問われる介護である」ことを強調されました。

 小規模になればなるほど介護される側が職員を観察することができ、職員はしっかり勉強して、知識と技術と感性をもってマネジメント力を養っていかないと通用しない制度であるといわれました。それだけトータルケアは職員や介護する側の質が問われるということです。

 高齢者の多くは痴呆を抱えていますが、今の福祉にはこの痴呆をしっかりと捉えていない点も指摘されました。高齢者福祉なのに「痴呆専門家」が少ないことです。この点は避けて通れませんから、しっかりと勉強をすることをすすめられました。

 ケアプラン(介護計画)に対しても、グループホーム用の様式がなく痴呆性の居宅介護なのに、身体介護中心のケアプランになりがちであると厳しく指摘されました。関係者は痴呆性高齢者を置き去りにしているケアプランのあり方をようやく検討している最中だそうです。

 私は生活協同組合から福祉を見ています。この社会福祉業界の研修はスローガン的な処理の仕方で、ずいぶん甘い業界だという印象がありました。しかし、今日ほどシビアで(スローガンではない)普段私たちが問題視している点をビシビシいわれた武田純子さんのお話に感動しました。

 痴呆性ってなんだろうと改めて考えました。もっともっと勉強しなければなりません。
 そして我がグループホーム結いのきやたくろう所のように「自分たちが受けたい介護、家庭の延長の介護実現」の重要性を再認識しました。

「お年寄りが私たちを受け入れてくれるか?職員は人間性が問われています。家庭生活で人を大切にすることがわかっている人を職員として採用することが大切です。知識や技術はその後のことです」と武田さんの声がこころに響いています。

 山形新幹線つばさ127号15号車1番C席より

 2004年11月19日記

 「武田さんから一度見学に来てください」とお誘いを受けました。行ってみましょうか!?
グループホーム福寿荘 ホームページへ
http://www.hokkaido-gh.jp/ghc/fukujusou/index.html


 2005年3月10日記





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最終更新日  2005年03月10日 23時27分19秒
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