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2006年08月08日
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カテゴリ:アメリカ

今まで英文履歴書を企業や弁護士に提出しなければならないことが何度かありましたが、私の場合、作成にかなりの時間とエネルギーを要します。

日本の履歴書作成は本当にラクでいいと思います。用紙はコンビニでも売ってるし、必要事項をうめて写真を貼って印鑑を押しておしまい。

しかし、英文レジュメの場合、ある程度書き方のルールはあるものの、何をどう書くかは原則的に自由。シンプルで読みやすく、自分の経験とスキル・セールスポイントを最大限にアピールしなければなりません。カバーレターというものも一緒に提出するので、作成には非常に時間がかかりネイティブによる添削も必要になります。

私が現在の会社に日本から応募した際、急遽人事にレジュメを提出しなければならなくなり、あわてて作成しました。

プロに添削依頼をしようと思いましたが、1週間はかかると言われ(費用は1~2万くらい)、どうにも間に合わないので、英文履歴書作成の本を読みながら必死で作成し、知り合いのネイティブにチェックしてもらいました。

また同じものを最初から作り直すのはもう絶対に嫌なので、添削済のレジュメは大切に保存してあります。今後、提出が必要になったらそれに付け足していくだけにしたいと思います。

 

ところで、アメリカで現地採用の人事をしている日本人の話を聞くと、日本ではちょっと信じられないことがあります。

募集事項に国籍や年齢・性別を載せないのはもちろんのこと、面接時にする質問にも結構気を使うのだとか。

下手をすると、「今までどんな仕事をしていたのですか?」とすら聞けないというから驚き。職歴については全て履歴書に書かれているので、それについてあまり具体的につっこむなといったところでしょうか。

でも、いくら個々のプライバシーを重んじるからといって、その人のやってきた仕事について口頭で質問出来ないというのは採用側からすればかなり厳しいのでは?

「じゃあ、その人のどこを見て判断するのか」

と聞いたところ、

「やはり本人のやる気と自己アピール力」

そんなあ~ 自己アピール力がアメリカ人にかなう訳ないじゃない!

 

日本人は比較的自己アピールが下手だと聞きます。日本人特有の謙虚さから、「自分はこんなにスゴイんですよ」、「自分を採用したらこんなにメリットがありますよ」 とガンガンアピール出来ない。

アメリカで現地企業の人事に携わっていた友人の話によると、やはりアメリカ人の履歴書はハッタリがスゴイらしいです。それでも面接をするとすぐにボロが出るのだそう。質疑応答でトンチンカンな受け答えをするからすぐわかるのだとか。

逆に日本人の履歴書は、どれもインパクトが弱く、アピール力に欠けているのだそう。自覚しているスキルの120%くらいを履歴書と面接でアピールして丁度いいと思います。

その友人が、履歴書を見るときはいつも

アメリカ人の履歴書 - 書かれている内容の60%の実力しかない

日本人の履歴書 - 書かれている内容の1.5倍の実力がある

と予測するのだそう。ある意味的確な読みだと思います。

しかし、これはあくまでアメリカに長く住む日本人の話なので、アメリカ人の人事は普通そこまで考えないと思います。

やはりアピールはするだけするしかないですね。

 






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最終更新日  2006年08月08日 19時51分04秒
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