記憶が欲しがる味

Aug 31, 2010

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カテゴリ：もぎゅもぎゅ

とうもろこしの季節がやってきた！

菜までも食べられるというゴールドラッシュや
流行のピュアホワイトや真珠もろこしもいいけれど
ワタクシが一番に食べたいのは、もちきびだ。

スイートコーンとは全く違う味わいのもちきびは
街路市やJAの直販所などでしか売っていない。勝手に箱をあけて撮影する奴（爆）

もちきびは、普通のスイートコーンの半分ほどの長さで
太さや長さが揃わず、市場規格に合わない作物なのだ。

おまけに、昨今の甘々コーンしか知らないオコサマには
甘みが少ないし、硬いしで、不味いとまで言われる始末。

それなのに何故作る農家があるのかというと
熱烈なファン（殆どは中高年）が存在するから。
虫喰いもそのまま茹でますよ。

トロ箱の中でまだまだ温かい茹できび（茹で時間：1時間以上）
こんなに持ってきても、あっという間に売れてしまう。

でも、昔は、こんな赤紫のとか見たことなかったよねぇ。
昔は黄色いけど硬い、茹でると皮が破れるようなのだったよね。

ワタクシが本当に食べたいのは、実は、きっと
ちーちゃんの作ってくれるもちきび：ワキシーコーンよりも
昭和の作物：フリントコーンなのかもしれない。

本当に食べたいのは、8列うるきびのような細いのではなく
もちきびみたいに短くなく、イエローポップコーンのような色で
甘さよりも塩味が強かった、昭和50年頃の、きびらしいキビ。

ゴールデンクロスバンタムがソレなんじゃないかと思うけど
これって、国内ではもう種子が流通してないんだそうな（；；）

　　　　　