バナナの皮を剥く。。。。
冷蔵庫の野菜室を開けましたらば、バナナ2本と、キャベツ三分の一個と、トマト1個が、傷みそうになって居りましたので、カレーを作る事に致しまして・・・・・玉葱大5個をみじんにし、じっくりと炒めますと、40分位で、カサが五分の一くらいになりまするよね^^。其処へ、一口サイズに切った人参と、ミキサーでドロドロにしたパイナップル汁の中に暫く漬け込んでは、柔らかくした豚肉とを加えて更に炒め、頃合を見て、鍋に移し、後は、先日煮込んでおいた牛スジ肉のスープストック(肉入り)でコトコトと煮込み・・・・途中、アクを掬いましたらば、ローリエと、細切りしたキャベツ、ザクザク切ったトマトに、細く切って軽く焼いたバナナを加え、 (これで、冷蔵庫もすっきり^^;)更に、コトコト・・・・明日からお子も夏休みだから、甘いカレーにしようと・・・・これまた冷蔵庫に在った干し葡萄も放り込み・・・・ (↑コチラも、早く使い切りたかった^^;)カレールー投入のタイミングを計ります。。。。 “お母さん、いい匂い♪ 何を作っているの?”・・・と、我が娘。 カレーです。(冷蔵庫を掃除したかったから^^;) “ええ~っ? あたし給食でも、今日カレーだったのにぃ” ・・・・(ToT)・・・・我が家の冷蔵庫事情も、“明日から夏休みに入るから、デットストックは処分すべし” …と云う学校給食室の冷蔵庫事情も、同じようなので御座いますよね(T_T)こんばんは^^;鍋の火加減を横目に、今日も大相撲を観ていた「かるかん」で御座います^^;そう云えば、バナナの皮を剥いていて、ふと昔の事を思い出しました^^自分は、一時期、仕事で3年程マレーシアに居りまして、そこでの話なのですが・・・・今は事情が違って居るのかも知れませんが、当時は、マレーシアの首都クアラルンプールのエリート中国系マレーシア人には、何故か、漢字の読めない人が、かなりの割合を占めて居たので御座いました。中国系なのに、何故? 何語を話して居るの?・・・・と不思議に思われるかも知れませんが、実は彼らが使っているのは“英語のみ”。仕事や、学校では勿論、家族の会話も、愛の囁きもみな英語なので御座います。では、マレーシアでは、英語が公用語なのかと申しますと、国の言葉としての公用語はマレー語でして、国語として学ぶのはマレー語のみ。英語教育の比重はもの凄く低く、大学へ進んだ頃にやっと登場すると云う状況です。 (今は、理科・数学に関しては英語で授業をしている所も有るようですが。 でも当時は、英語は大学での選択科目の一つ。 日本でのドイツ語とか、フランス語とかその辺りの位置付けと同じでした)しかしながら、『世界に通用する商人は、英語を使えなアカンのや!』 と、中国系の親御さん達は、我が子らを、熱心な英語教育をする私学へ入学させてしまう…と云う背景が御座いまして、首都でエリートさん達は皆、英語しか話せません。高級ディスコでのナンパも、ちょっとした口説き文句も、みな英語。そんな事情が御座いますので、生活をする為に、マレー語は最低限理解出来ても (↑積極的に使うつもりは、全く無いそうですが)肝心の中国語は、殆んど解らないのでした。当然の事ながら、漢字も読めません。 自分 : それでは、契約はこれこれと云う事でお願いしますね。取引先の中国系マレー人のR氏: 了解致しました。 (彼の中国語の理解度は解らないけれど、彼はマレー語が話せました。 英語が得意でない自分との会話は、全てがマレー語) 自分 : そうそう・・・ そう云えば、中国系マレー人で、 漢字が読めない人って多いですよね。 R氏 : そうですね。英語だけと云う場合が多いです。 所謂「バナナ」ですね。 自分 : バナナ? R氏 : えぇ。バナナって皮が黄色でも、中身が白いですよね。 ですので、英語しか解らない中国人を指すのです。 顔は中国人なのに、中身が白いと云う意味です。面白い表現ですよね^^初めて耳に致しましたです。とは云え、“バナナ”と云う喩えは、その時は、彼らの民族意識から生まれる、自嘲的な表現の一つかと思ったのですが、『あたしに中国語で話しかけても無駄よ。あたしはバナナなんだから! 英語で口説きなさいよ」・・・・とも使われるようでして、 別段、侮蔑的な意を含む悪い喩え・・・・と云う訳でも無いようでした。バナナの皮を剥きながら、そんな事を思い出して居りました、本日の「かるかん」で御座いました^^それにしても・・・・フィリピンにも、出張で1ヶ月程居たのですが、マニラにも、漢字が解らない中国系フィリピン人が働く中華料理屋が・・・・(T_T)「デザートは杏仁豆腐をお願いします」・・・と言いたかったのですが、杏仁豆腐の英単語が解らず、紙に書いてオーダーしたのに、出てくるのはいつも、真っ黒な亀ゼリーで御座いました。 とほほ(ToT)